8月16日の夕方に京都市東山区の祇園白川を訪れました。
祇園白川は、古い京都の町並みが残っており、春の桜の季節には大勢の旅行者や観光客で賑わいます。
その他の季節も、海外からお越しの方の姿を目にしますが、春に比べると少ないですね。
夕日に照らされた祇園白川
祇園白川には、京阪電車の祇園四条駅から北に約3分歩くと到着します。
川端通近くの祇園白川の入り口にやって来ました。
ここは、祇園白川の西端です。
春は、薄紅色の花をたくさん咲かせていたソメイヨシノですが、今は、深い緑色になっています。
石畳を東に向かって歩きます。
西日が木々や近くの建物の影を伸ばし、全体的に日陰が広くなっていました。
梅雨には、しっとりと咲いていたアジサイですが、今は、茶色く乾燥した花が目立ちます。
早いもので、萩が咲き始めていました。
京都は、連日猛暑日ですが、萩の花が秋が近づいているのを報せてくれています。
西日が差す祇園白川。
周囲の景色が、少しずつオレンジ色に変わりつつあります。
祇園白川は、夕方に歩く方が、京情緒を感じますね。
枝垂れ柳も、桜と同じように緑色の葉をたくさん付けています。
枝垂れ柳と和風建築を一緒に見ると、より京都らしさを感じられますね。
祇園を愛した吉井勇の歌を記したかにかくに碑。
秋にはここで、かにかくに祭が行われ、舞妓さんも登場します。
かにかくに祭は、短時間で終わりますが、舞妓さんを一目見ようと訪れる人が意外と多いですね。
辰巳大明神の社殿。
社殿の近くでは、サルスベリが赤色の花を咲かせていました。
サルスベリが咲いているのを見ると、まだまだ暑い日が続くんだろうなと思ってしまいます。
京都の暑さが和らぐのは、サルスベリの花が終わりに近づく頃でしょう。
巽橋(たつみばし)から、清らかに流れる白川を見下ろします。
日暮れ時だったので、川の流れが薄暗く写ってしまいました。
巽橋の上では、いつものように海外からお越しの方たちが記念撮影をしていましたよ。
夏の夕方に訪れた祇園白川は、昼よりも京都らしい風情を感じられました。
気温も低くなってくる時間帯なので、歩いていても、それほど暑さを感じませんでした。
夏の京都は、涼しい時間帯に散策したいですね。
この後は、大谷祖廟に東大谷万灯会を見に行きます。