4月16日に京都競馬場のプレオープンに行ってきました。
京都競馬場は2020年11月から約2年半にわたり改修工事が行われていました。
かつてのグランドスワンと呼ばれるスタンドは解体され、新たにゴールサイドという新スタンドが完成し、4月15日と16日にその一部が解放されました。
コントレイルがお出迎え
京都競馬場は、京阪電車の淀駅が最寄り駅です。
駅と京都競馬場は2階部分が連結されていて、雨の日でも傘を差さずに入場できるようになっています。
京都競馬場に入ると、目の前にピカピカの大きな建物。
これが、新スタンドのゴールサイドです。
生まれ変わった京都競馬場は、「センテニアル・パーク京都競馬場」が新たな愛称です。
センテニアルとは「100周年の」という意味で、京都競馬場は2025年に100周年を迎えます。
かつての円形パドックの跡地は、芝生となり、その上にはテーブルとイスが用意されています。
近くには大きなスクリーンもあるので、ここからレースを観戦できますよ。
今回の改修工事では、パドックも新しくなりました。
その新パドックの近くでは、2020年の無敗三冠馬のコントレイルがお出迎え。
パドックと新スタンドへ
新パドックは、これまでの円形から楕円形に変わり、以前よりも広くなっています。
360度どこからでも馬を見られるようになっており、また、2階からも観覧できるようになっています。
新スタンドのゴールサイドと以前から建つスタンドのステーションサイドとの連結部分は、天井が高くなっていました。
両建物を行き来できる通路は、ガラス張りになっています。
そして、新スタンドのコース側にやってきました。
コース側は、以前のスタンドと外観があまり変わっていないように見えます。
それにしても大きな建物ですね。
新スタンドの前は、まだ人はほとんどいませんが、京都競馬が開催されるようになると、大勢の人で埋め尽くされることでしょう。
コースのゴール付近にあるウイナーズサークルも、新しくなっています。
ウイナーズサークルは、レースの後に馬と騎手がやって来て表彰される場所です。
改装後、最初にここにやって来るのは、どの馬でしょうか。
芝コースの1コーナーが、青々としていました。
反対側の3コーナーの一部は、植え込みを使って「KYOTO」と描かれているように見えますが、観客席からだと確認しづらいです。
レース中に馬たちが3コーナーに走ってきたときに大きなスクリーンのターフビジョンに文字が映るのではないでしょうか。
新スタンドの中も、ちょっとだけ紹介。
1階と2階の上り下りに使うエスカレーターは、高級ホテルやデパートのようです。
三冠馬メモリアルロード
パドックの裏にやって来ました。
こちらには、歴代の三冠馬の像が置かれた三冠馬メモリアルロードがあります。
いろんな木も植えられており、その中には、ロイヤルバーガンディーという桜もありました。
遅咲きの八重桜のようですね。
今年の京都は、例年より桜の開花が早かったので、4月16日時点で、ロイヤルバーガンディーの花数がやや少なくなっています。
おそらく、通常は、4月中旬から下旬に見ごろを迎える品種ではないでしょうか。
春の京都開催は、毎年4月中旬から始まるので、開幕週に訪れれば満開の姿を見られそうです。
こちらは、2005年の無敗三冠馬のディープインパクトです。
ディープインパクトは、先ほど見たコントレイルのお父さんですね。
父子そろって無敗三冠の偉業を達成しています。
新スタンドのゴールサイドに並んで建つステーションサイド。
かつては、ビッグスワンと呼ばれていたのですが、京都競馬場の改装に伴いステーションサイドと改名しています。
ちなみに新スタンドが建つ前の旧スタンドはグランドスワンと呼ばれていました。
センテニアル・パーク京都競馬場のグランドオープンは、4月22日です。
すでに新スタンドの中では、お店が営業していました。
女性専用のUMAJOスポットもありますよ。
4月30日までの競馬開催日は、事前にインターネットで予約しなければ入場できないのでご注意ください。