10月中旬に西本願寺に参拝した後、南西に約10分歩き、京都市南区の六孫王神社(ろくそんのうじんじゃ)を訪れました。
六孫王神社は、春の桜がきれいな神社です。
桜が咲く3月末から4月上旬は、多くの参拝者が訪れますが、それ以外の季節はひっそりとしていますね。
誕生水弁財天
六孫王神社には、近鉄電車の東寺駅から北西に約10分歩くと到着します。
入り口の前には、「六孫王神社」と刻まれた大きな石柱と「誕生水弁財天」と刻まれた小さな石柱が立っています。
境内に入ると、多くの車が停まっていました。
何やら工事をしているようでしたが、参拝者はいないようです。
境内を北西に歩き、2つ目の鳥居の前にやって来ました。
ここから西に石畳の参道が拝殿まで続き、途中には反り橋が架かっています。
その反り橋の手前には、誕生水弁財天社の鳥居と社殿があります。
六孫王神社は、応和元年(961年)に清和源氏の祖の源経基の嫡男満仲が、経基の邸宅跡に霊廟を建てたのが始まりとされています。
経基は、清和天皇の六男を父として生まれたことから、六男の六と天皇の孫ということで六孫王と呼ばれていました。
そして、誕生水弁財天社は、経基の長男として満仲が誕生した時、健育、知育のため、井戸の上に琵琶湖の竹生島から勧請(かんじょう)した誕生水弁財天を祀った社です。
誕生水弁財天の像は、弘法大師空海作と伝わっていますよ。
社殿の隣には、誕生水が湧き出しています。
江戸時代には、都七名水の一つに数えられていたとのこと。
秋の境内
反り橋が架かる神龍池は、水がほとんどありませんでした。
反り橋を渡ってまっすぐ進み、拝殿の前にやって来ました。
拝殿の奥に本殿が建っているので、お参りをしましょう。
家運隆昌、子孫繁栄、出世開運のご利益があるとされていますよ。
境内の南側には、社務所が建っています。
社務所近くにある手水鉢には、水が入っていません。
まだコロナの影響で、手水を使えない神社がありますね。
神龍池のほとりに置かれている鯉魚塚。
神龍池には、鯉が泳いでおり、そこから池に架かる反り橋は、「恋(鯉)の架け橋」とも呼ばれています。
橋を渡ると良縁に恵まれそうですね。
秋の六孫王神社は、全く参拝者がいませんでした。
今の時期は、まだ京都を訪れる観光客や旅行者の方が少なく、どの神社も混雑することなくお参りできますよ。
この後は、東寺に参拝します。
なお、六孫王神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。