8月下旬に京都市下京区の仏光寺にサルスベリを見に行った後、南西に少し歩き平等寺に参拝しました。
平等寺は、四条烏丸にぽつんと建つ真言宗のお寺です。
通称は、因幡薬師で、因幡国から飛来した薬師如来を本尊として祀っています。
普段は、地元の方がお参りに来る程度しか人がおらず、境内は、どこか昔懐かしい雰囲気を感じさせます。
男女の御神木
平等寺には、地下鉄の四条駅、または阪急電車の烏丸駅から南に約5分歩くと到着します。
人が少ない道路のわきには、因幡薬師と刻まれた石柱が立っており、その北に平等寺のお堂の屋根が見えます。
平等寺の入り口に到着。
境内は、それほど広くないのですが、本堂は大きく敷地の大部分を占有しています。
そのため、境内に入ると、本堂の威圧感がすごいです。
それでは、本尊の薬師如来にお参りをしましょう。
境内の東側には、清めの水があり、見ているだけでひんやりとしてきます。
お盆を過ぎ、京都は涼しくなってきていますが、それでも、最高気温が35度近くになる日もあり、8月下旬でも真夏です。
本堂の東側には、枝垂れ桜が植えられていました。
これまで、平等寺には何度も参拝していますが、春には一度も来ていませんね。
4月にこの枝垂れ桜のことを思い出したら、平等寺にお参りに来ましょう。
本堂の前には、御礼絵馬がたくさん掛かっていました。
御礼絵馬は、思いや願いが成就された方、御祈願が成就された方、一念を無事に過ごせた方が、お薬師さまへ感謝の思いを伝えるために奉納したものです。
境内の西側には、観音堂や地蔵堂があります。
そして、十九所権現(ごんげん)を祀るお堂も建っています。
その名のとおり、お堂には19柱の神さまが祀られています。
これだけ多くの神さまがいらっしゃれば、どんな願い事も考えてもらえそうですね。
お堂の左右には、御神木があり、触ると元気をいただけると伝えられています。
右側の御神木は、阿樹といい、女と書かれていました。
このご神木は、女性ということでしょうか。
それとも、女性が触るための御神木ということでしょうか。
左側は、吽(ん)樹で、男と書かれています。
こちらも、このご神木が男性なのか、男性が触るための御神木なのかはわかりません。
とにかく、両方の御神木に触っておけば、元気になれそうですね。
相変わらず、怖い顔をしている閻摩天。
こんな怖い顔をしていらっしゃいますが、健康長寿を授けてくれる閻摩天なんですよ。
健康でいられるようにお願いしておきましょう。
そろそろ平等寺から出ることに。
いつもながら、境内には、懐かしい雰囲気が漂っていましたよ。
この後は、錦天満宮に参拝します。
なお、平等寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。