六角堂のへそ石は水位計の礎石だった?
古くから京都の中心と言われているのが、中京区の六角堂境内にあるへそ石です。 このへそ石は、かつては、六角堂の南側を通る六角通の真ん中にあったのですが、明治10年(1877年)に六角堂境内に移されているので、京都の中心よりやや北にずれています。 桓武天皇が都を平安京に遷した際、道路整備中に六角堂が道路の中央にあたったため、天皇が少しずれてくれるよう祈願したところ、自ら北に移動し、その時に礎石をもとの位置に残していったと伝えられています。 それが、六角堂のへそ石だと。 この説以外にも、へそ石は、水位計の台を支えていた礎石だとする説もあります。