1月上旬。
京都市左京区の南禅寺に参拝しました。
南禅寺には、昨年11月下旬に紅葉を見に来ているので、久しぶりの感じはしません。
それでも、もう1ヶ月半も経過しており、時間が過ぎるのが早いなと思う次第です。
昨秋に南禅寺を訪れた時は、境内に多くの旅行者や観光客の方がいましたが、冬の南禅寺は人が少な目です。
落ち着いて参拝したいなら、冬に訪れるのがおすすめなんですよね。
冬の境内の風景
南禅寺の最寄り駅は、地下鉄の蹴上駅です。
駅からは、北東に5分ほど歩けば、南禅寺に到着します。
南禅寺の境内に入って、最初に目にするのは三門です。

参道と三門
三門は、とても人気がある建物なので、観光シーズンだと、その前に多くの人が集まるのですが、やはり1月の南禅寺は人が少なく、三門前も観光客の方が数人いるだけで閑散としていました。
三門をくぐった先には、地面にコケがびっしりと生えています。
その上には、散ったモミジがかぶさり、秋の名残があります。

コケに散るモミジ
とは言え、モミジは、茶色くなり、シワシワでした。
散ったばかりの情緒ある敷き紅葉とは違います。
三門の東に建つのは法堂(はっとう)です。

法堂
私が南禅寺を訪れた日は、法堂内で法要が行われていました。
普段は、閉ざされている戸が開いており、天井に描かれた龍がとても見やすかったです。
法堂の中から聞こえてくるお坊さんの声が、冬の境内に響き渡ります。
法堂から西を向くと三門。

三門
南禅寺境内には、カエデや桜が多く植えられており、春から秋にかけては、木々の葉が邪魔して法堂や三門が見づらくなっているのですが、冬は木々の葉が落ち、建物の全体を眺めることができます。
これも、冬の京都観光の魅力のひとつですね。
境内の所々に植えられているナンテンが赤い実を付けています。

ナンテン
境内の南側に建つ水路閣にやって来ました。

水路閣
水路閣も、旅行者に人気の建物で、よく記念撮影していますね。
特に水路閣の柱に空いた穴では、いつも誰かがポーズをとって写真撮影しています。

水路閣を縦に見る
お笑いコンビのミキが、京都市のPRのために出演しているテレビCMも、ここで撮影されたものです。
KBS京都でしか見たことがないCMなので、京都以外にお住まいの方はご存知ないかもしれません。
水の流れとコケ。

水の流れとコケ
いつ見ても、この景色には味わい深いものがあります。
コケの上では、マンリョウも赤い実を付けていました。

コケとマンリョウ
それにしても、冬の南禅寺は人が少ないですね。

冬の境内
桜や紅葉の時期でも、これくらい空いていると落ち着いて境内を歩けるのですが。
1月の南禅寺は静かにお参りできました。
冬の禅寺に来ると、不思議と気持ちが引き締まります。
この後は、熊野若王子神社(くまのにゃくおうじじんじゃ)に参拝しました。
なお、南禅寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。