11月上旬に京都市伏見区の伏見桃山城の紅葉を見た後、北西に10分ほど歩いて栄春寺に参拝しました。
栄春寺は伏見区の街中にあるお寺ですが、観光で訪れる人はほとんどいません。
あまり人に知られていないことがその理由ですね。
私も、以前に何回か訪れたことがありますが、今回は久しぶりの参拝になります。
見ごろにはまだ遠い紅葉
栄春寺の最寄り駅は、近鉄丹波橋駅または京阪電車の丹波橋駅です。
どちらの駅からも、北東に徒歩約10分で栄春寺の入り口に到着します。
参道を東にまっすぐ歩くと総門があります。
この総門は、伏見城の遺構と伝えられています。
境内に入ります。
今回、栄春寺を訪れた目的は、紅葉がどれくらい進んでいるか確認することです。
境内には、あまりカエデはないのですが、日当たりの良い場所に植えられているので、紅葉すると真っ赤に色づきます。
でも、さすがに11月上旬とあって、カエデの葉はまだ色づき始めたばかりでした。
上の方の葉は、赤色が目立ってきていますが、全体的に緑色が多いですね。
境内の北側に建つ本堂。
この本堂は、天保10年(1839年)に改築されたもので、安置されている本尊の釈迦如来坐像は、泰澄大師(たいちょうだいし)作と伝わっています。
それでは本堂にお参りをしましょう。
本堂の脇には、小さなお堂があり、こちらには薬師如来も祀られていますよ。
薬師如来は、心身共の安らぎを守ってくれる仏さまです。
本堂の西隣に建つのは、西国三十三所観音と聖観音を祀る観音堂です。
観音堂には、圓通庵の扁額がかかっています。
こちらにも、お参りをしておきましょう。
紅葉は、まだ早かったですが、境内では、センリョウが小さな赤色の実をたくさん付けていました。
ナンテンも、同じように赤い実を付けています。
ナンテンは、センリョウよりもやや実が大きく、数も多めです。
カエデの木の近くには柿の木も植えられており、こちらにも橙色の大きな実がたくさん生っていましたよ。
栄春寺は、カエデの紅葉はまだでしたが、センリョウ、ナンテン、柿の実を見ることができ、秋らしさを感じることができました。
11月上旬の状況から予想すると、栄春寺の紅葉は11月20日以降に見ごろを迎えそうです。
なお、栄春寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。