2月上旬に京都市下京区の興正寺に梅を見に行った後、北隣に建つ西本願寺にも参拝しました。
西本願寺は、京都市中心部に広大な境内を持つ浄土真宗のお寺で、世界遺産に登録されています。
京都駅から歩いて行ける距離に建っていることもあって、多くの旅行者や観光客の方が訪れます。
さすがに冬は人が少な目ですけどね。
曇り空の下の境内
西本願寺には、京都駅から北西に10分ほど歩くと到着します。
堀川通に面する御影堂門(ごえいどうもん)の前にやって来ました。
御影堂門をくぐると、正面に壁があり、その奥に御影堂が建っています。
私が西本願寺を訪れた日は曇り空で、しかも気温が低かったこともあり、体が冷えました。
なので、御影堂門の少し北に建つお茶所に入って休憩することに。
お茶所の暖房が利いていたおけげで、冷えた体が温まってきました。
お茶所では、その名のとおり、温かいお茶も飲むことができるのですが、私が訪れた時間にはお茶が終了していました。
お茶は飲めませんでしたが、体は十分に温まったので御影堂へ向かいます。
御影堂の前に植えられたイチョウは、逆さイチョウです。
イチョウの向きを反対に植えたら、枝が横に伸びたと言われていますね。
また、西本願寺で火災が起こった時に水をふき出して消火したとも伝えられています。
それでは御影堂の中に入ってお参りをしましょう。
堂内には、浄土真宗の開祖である親鸞聖人の御真影が安置されていますよ。
御影堂にお参りを済ませた後は、渡り廊下を北に歩き阿弥陀堂へ。
阿弥陀堂の中にも入ろうと思ったのですが、内陣が修復中だったので中に入れませんでした。
修復工事は2022年3月までとのこと。
修復区域は内陣および周辺部で、修復区域を仕切る壁を設置した後は、一部堂内に入ることができるようです。
なお、間仕切り壁を設置し、阿弥陀堂内に入れるようになるのは2019年2月末だそうです。
2019年1月18日には、阿弥陀堂内陣の修復が本格的に始まり、まずは本尊の弥陀如来像を安置している宮殿(ぐうでん)が解体されました。
宮殿の屋根を油圧ジャッキで持ち上げた後、柱などの解体が行われ、数多くの部品が取り外されて番付をし梱包されたそうです。
解体された宮殿は、汚損などを調査した後、順次修復が進められます。
ちなみに宮殿の修復は、1984年以来35年ぶりのようです。
外から見た阿弥陀堂は、いつもの姿をしています。
阿弥陀堂の前にもオオイチョウが植えられています。
オオイチョウの奥の建物は経蔵で、さらにその奥の大きな建物はブックセンターの安隠殿です。
境内の中央には、大きな灯籠が建っています。
境内から阿弥陀堂門を見ると、その奥に京都タワーも見えます。
古風な建物と近代的な建物が混在するのも、京都の街並みの特徴ですね。
鐘楼の前のイチョウ。
枝だけのイチョウを見ていると、冬の寒さがさらにきつく感じますね。
御影堂にお参りをし、境内も一通り見て廻ったので、西本願寺から出ることにしましょう。
京都駅に行く予定がある方は、西本願寺にも立ち寄ってはいかがでしょうか。
なお、西本願寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。