2月上旬。
京都市下京区の興正寺(こうしょうじ)に参拝しました。
興正寺の境内には、紅梅と白梅が1本ずつ植えられており、2月中旬から3月上旬にかけて見ごろを迎えます。
2月上旬だと、まだ梅が咲き始めたばかりで花数が少ないだろうと思ったのですが、近くを通りかかったので、梅がどの程度咲いているのかを確認していくことにしました。
開花が早い紅梅
興正寺は、京都駅から北西に徒歩約10分の場所に建っています。
北隣には、広い境内を持つ西本願寺が建っているため、興正寺もその一部のように見えますが、別のお寺です。
興正寺の三門の前にやってきました。
三門の前には人が数人いました。
どうやら梅を見に来ているようです。
三門をくぐると右側に紅梅、左側に白梅が植えられています。
紅梅は、早くも満開となっていました。
興正寺の紅梅は、比較的早めに咲き始めるのですが、それでも2月上旬に満開になるのは珍しいですね。
2019年は暖冬なので、その影響なのかもしれません。
一方、白梅は枝だけの状態でした。
白梅の奥の御影堂(ごえいどう)の前には柵がしてあり、お参りができなくなっています。
白梅を見上げると、枝先に少しだけ白い花が咲いていました。
興正寺の白梅は遅咲きなので、2月上旬での開花は例年よりも早いですね。
三門から少し南に歩いた辺りでは、スイセンが白色の花を咲かせていました。
それにしても、紅梅は見事な咲きっぷりですね。
歩道を歩いている方が、この紅梅に気づくと三門をくぐって境内に入ってきます。
境内の中央やや北に建つのは阿弥陀堂です。
阿弥陀堂は大正4年(1915年)に再建された建物で、堂内には阿弥陀如来像、左右に七高僧、聖徳太子の御影が安置されています。
中に入ってお参りをできますが、今回は外からお参りをすることに。
境内の北側は、江戸時代の浮世絵に出てきそうな景観であります。
境内の北側から南に目を向けると、どんよりと曇った空。
晴れていれば、紅梅がもっときれいに見えたことでしょう。
紅梅の奥に建つのは鐘楼です。
興正寺の紅梅は、2月中旬までは見ごろを保っていそうです。
白梅が見ごろに入るのは、紅梅が散り始めた頃でしょう。
今年は、興正寺の紅梅と白梅が同時に見ごろを迎えた姿を見ることは出来そうにないですね。
この後は、隣の西本願寺に参拝しました。
なお、興正寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。