11月上旬。
京都市下京区の仏光寺に参拝しました。
仏光寺は、四条烏丸に建つ浄土真宗のお寺です。
四条烏丸はビジネス街なのですが、そのような場所にも仏光寺のような割と大きな寺院があるのが京都の特徴のひとつであります。
境内でも、近くで働いていると思われる会社員の方を見かけることがありますね。
台風で葉が散ったイチョウ
仏光寺の最寄り駅は、地下鉄四条駅、または阪急電車の烏丸駅です。
どちらの駅からも南東に5分ほど歩けば仏光寺に到着します。
阿弥陀堂門の前にやって来ました。
普段は、北側にある御影堂門(ごえいどうもん)から境内に入ることが多いのですが、今回は阿弥陀堂門から入ることに。
境内に入ると正面に本尊の阿弥陀さまを祀る阿弥陀堂が建っています。
阿弥陀堂門と阿弥陀堂のちょうど中間あたりに植えられている立派なイチョウの木は、上の方の葉が散っていました。
今年は、9月と10月に大きな台風が京都に上陸し、各地で被害が出ました。
特に木々に多くの被害が出ており、仏光寺のイチョウも台風で葉が吹き飛ばされたようです。
同じように他の場所に植えられているイチョウも、多くの葉が散っており、今年は例年のような美しい黄葉を見ることができそうにありません。
阿弥陀堂の北隣に建つのは大師堂です。
御影堂とも呼ばれており、中には浄土真宗の開祖親鸞聖人の坐像、了源上人の坐像、前住上人の絵像が安置されています。
大師堂には上がってお参りできます。
なので、大師堂の中でお参りをしましたよ。
大師堂の前に植えられている八重紅枝垂れ桜は、紅葉が進み、すでに散っている葉も多くなっていました。
カエデの紅葉には、まだ若干早いですが、桜の紅葉は今が見ごろですね。
境内の南東に建つ鐘楼と売店。
数年前にD&DEPARTMENT KYOTOが仏光寺境内に出店し、今ではすっかり馴染んでいます。
境内の東側のお堂は休憩処となっており、こちらでもお茶などを飲んで一息つくことができますよ。
こういった工夫がなされていると、お寺が身近に感じますね。
近くで働いている方も、ちょっと休憩に立ち寄ることができます。
御影堂門近くのカエデは、まだ葉が緑色でした。
上の方は少しだけ紅葉していましたが、見ごろに入るのは11月下旬になりそうです。
阿弥陀堂と大師堂が並んで建つ景色。
浄土真宗のお寺は、このような伽藍配置になっていることが多いですね。
左右のお堂が反対になっていることもありますが。
境内には、サルスベリの葉が散り、少しずつ秋が深まって行っているのを実感します。
秋が深まると、きれいな紅葉を見るために多くの旅行者や観光客の方が京都を訪れます。
台風の影響で、今年はもしかしたらきれいな紅葉を見れないかもしれませんが、きっと、どこの紅葉の名所もいっぱいの人で賑わうことでしょう。
なお、仏光寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。