10月下旬。
京都市東山区の建仁寺に参拝しました。
建仁寺は繁華街の祇園に建つ禅寺です。
祇園は、お店がたくさん建ち並んでいるので、お食事をしたりお土産を買ったりする旅行者や観光客の方でいつも賑わっています。
でも、建仁寺の境内は意外と人が少な目で、大混雑することは滅多にありません。
紅葉し始めたカエデ
建仁寺の最寄り駅は、京阪電車の祇園四条駅です。
駅から南東に5分ほど歩けば、西側の惣門に到着します。
今回は、北東角にある北門から境内に入ることに。
いつもより人が多いですね。
特に学生さんたちの姿が目立つので、今の時期は修学旅行で京都に訪れる中学生や高校生が多いのでしょう。
海外からお越しの方も多かったです。
北門をくぐり境内を西に進むと、拝観受付の本坊があります。
その隣の玄関。
まっすぐ伸びた石畳と左右の白砂が禅寺らしさを感じさせます。
今回は、建物内を拝観しませんでしたが、中には俵屋宗達の風神雷神図屏風が展示されているので、初めて建仁寺に参拝する方は拝観していくことをおすすめします。
ちなみに建仁寺は、建物内の写真撮影も許可されていますよ。
建仁寺境内には、松が多く植えられています。
松の間から見る法堂(はっとう)。
法堂の天井には、大きな龍の絵が描かれています。
境内の西側には開山堂があります。
石畳の左右のコケが美しいですね。
秋が深まってきたので、少し茶色が目につくようになっていますが、みずみずしさを保っています。
建仁寺は、鎌倉時代初期に創建された京都最古の禅寺です。
創建したのは、中国から日本にお茶を伝えた栄西(ようさい)禅師で、境内には茶碑が置かれています。
法堂の南に建つ三門。
三門の柱越しに眺める法堂も、禅寺らしい景色であります。
境内の西側の参道では、カエデが紅葉し始めていました。
まだ10月下旬なのに色づき始めるのが早いですね。
例年だと、11月下旬が建仁寺の紅葉の見ごろ時期なのですが、この様子だと2017年は少し早まるかもしれません。
黄色のツワブキの花もきれいに咲いていました。
建仁寺は、境内全体が深緑色と黒色が大部分を占めているので、黄色の花はとても目立ちます。
境内の南西にある禅居庵の山門です。
この辺りも、木々が紅葉し始めており、深まりゆく秋を感じます。
境内の東側に祀られている楽大明神にお参りをして、建仁寺から出ることにしましょう。
京都は、ちょっと前まで夏だったのに一気に秋らしくなってきましたね。
なお、建仁寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。