5月末。
京都市東山区の知恩院に参拝してきました。
知恩院は、東山を代表する名刹で、近年は海外からお越しの方に大変人気があります。
きっと、海外で発行されているガイドブックで紹介される機会が多いのでしょうね。
境内の所々で咲いているサツキ
知恩院は、地下鉄東山駅から南に7分程度歩いた辺りに建っています。
早く歩けば5分もかからないと思います。
京阪電車だと祇園四条駅から北東に徒歩約10分です。
知恩院の入り口の三門の前にやってきました。
いつ見ても雄大に建つ三門。
三門近くには、観光バスが数台停車していました。
中から出てくるのは外国人旅行者の方ばかりですね。
三門の前では、記念撮影をする人がいっぱいです。
この時期に知恩院を訪れるのは、もしかしたら初めてかもしれません。
近くを通りかかったことは何度もあるはずですけどね。
三門の前では、サツキが花を咲かせていました。
今まで三門前で咲くサツキを見たことがなかったので、やはり、この時期の参拝は今回が初めてのようです。
三門の後ろにやってきました。
こちらにもサツキの刈込があり、花が咲き始めていました。
見ごろを迎えるのは6月上旬でしょうか。
三門の後ろの急な石段を上っていきます。
ちなみにこの石段は男坂と呼ばれています。
男坂の一番上から見下ろす景色。
まるで谷のようであります。
あの大きな三門を見下ろすと、自分が宙に浮いているかのような不思議な感覚になります。
男坂の南側には緩やかな女坂があります。
疲れたくない方は、女坂から境内に入りましょう。
その女坂の脇にもサツキがありました。
ここのサツキは、まずまず開花が進んでいましたよ。
青空の下で見る境内。
空はやや霞んでいましたが、爽やかでしたよ。
宝佛殿の近くにも、サツキの刈込が一直線に並んでいました。
こちらのサツキもまだ咲き始めのようです。
境内の北東に向かいます。
そして、智慧乃道と呼ばれる石段を上ります。
その先は、浄土宗の開祖法然上人終焉の地で、現在は勢至堂が建っています。
勢至堂は、享禄3年(1530年)に建てられました。
知恩院に現存する建物の中では最古のものだとか。
堂内には、勢至菩薩坐像が本尊として祀られています。
それでは、お参りをしましょう。
勢至堂近くでも、サツキの花が咲き始めていました。
知恩院の境内は、様々なところにサツキが植えられていますね。
一個所に集中的に植えられているサツキは見ごたえがありますが、知恩院のように所々に少しずつ植えられているサツキも、境内の隅々まで明るくしてくれているようで良いものです。
智慧乃道を下りて、宝佛殿近くに戻ってきました。
そして、境内の南東にある大鐘楼へ向かいます。
大鐘楼に吊るされた大きな梵鐘。
以前よりも大きくなったように見えますが、気のせいですよね。
知恩院には、三門や大鐘楼など、大きな建造物がたくさんありますから、迫力ある建物を見たい方におすすめですよ。
なお、知恩院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。