12月上旬。
京都市中京区の壬生寺(みぶでら)に参拝しました。
壬生寺は新撰組ゆかりのお寺として知られており、近くには壬生屯所跡もあります。
壬生寺には過去に何度かお参りをしています。
今回の参拝は、新撰組の旗になっていた「誠」の字が印刷されている「オリジナルブレンドコーヒー誠」を手に入れることが目的であります。
壬生寺の諸堂
壬生寺の最寄り駅は、阪急電車の大宮駅、もしくは京福電車の四条大宮駅です。
どちらの駅からも南西に10分ほど歩けば、境内の東側に建っている表門の前に到着します。
表門をくぐり、石畳の長い参道をまっすぐに進んで本堂へ。
壬生寺の本尊は、延命地蔵菩薩で十益を授けてくれると信仰されています。
- 女人泰産
- 身根具足
- 衆病悉除
- 寿命長遠
- 聡明知恵
- 財宝盈溢
- 衆人愛敬
- 穀米成就
- 神明加護
- 大菩提証
難しい字もありますが、漢字を見ればどのようなご利益かわかると思います。
2番目と10番目が難しそうですが、2番目の身根具足は丈夫な体を授かること、10番目の大菩提証は偉大な悟りを得て極楽に行けることです。
境内の中央付近にあるお堂は水掛地蔵堂です。
水を掛けてお祈りすると、ひとつ願い事が叶うと信仰されています。
水掛地蔵の隣には弁天堂も建っています。
蓄財や子孫繁栄にご利益があるそうですよ。
弁天堂の向かいにある建物は中院です。
中院は壬生寺の塔頭(たっちゅう)で、以前は中之坊と呼ばれていました。
本尊は十一面観音菩薩です。
洛陽三十三観音巡礼の第二十八番札所となっています。
表門の近くに建つお堂に祀られているのは一夜天神。
菅原道真が大宰府に左遷された時、この地で一夜を明かしたと伝わっています。
江戸時代に託願上人の夢枕に菅原道真が立ち、自らをこの地に祀るように告命したことから社を建立し一夜天神と名付けたそうです。
一夜天神の近くには赤色のサザンカがきれいに咲いていましたよ。
誠コーヒーを飲む
さて、お目当てのオリジナルブレンドコーヒー誠を買いに行きましょう。
販売されているのは、壬生塚の入り口になっている阿弥陀堂の中です。
誠コーヒーは、1杯10グラムが1袋になって販売されています。
お値段は1袋150円。
私は3袋購入しました。
誠コーヒーは、前田珈琲製造です。
外装が新撰組隊士の半被と同じ浅葱色(あさぎいろ)。
真ん中に「誠」の文字が白抜きになっており、新撰組隊士の半被の袖のように袋の下の方に山形が並んでいます。
それでは、誠コーヒーを飲んでみることに。
誠コーヒーはドリップ式です。
コーヒーカップに粉になったコーヒー豆が入っている容器を装着します。
熱湯を少し入れて、蒸らすこと30秒。
さらに熱湯を注いでいき、コーヒーカップを真っ黒なコーヒーで満たします。
最初の一口はブラックで。
深みのある味。
後味はお腹にズシッとくるような重みがあります。
市販のコーヒーだと、リッチブレンドやプレミアムブレンドと書かれているブレンドコーヒーのような感じですね。
誠コーヒーの味を新撰組隊士に例えると、局長の近藤勇でしょう。
さらに生クリームを入れて飲みます。
口当たりが滑らかになり、後味も柔らかです。
私が壬生寺に参拝した時は、1種類しか誠コーヒーはありませんでした。
後味すっきりの沖田総司ブレンドとか、アイスコーヒー用に冷酷の土方歳三ブレンドとかも作れば話題になりそうですね。
事務作業の息抜きに河合耆三郎(かわいきさぶろう)ブレンドというのもありでしょう。
また、この日は京福電車の1日乗車券を購入すると付いてくるクーポンを持っていたので、壬生寺でオリジナルカードももらいました。
真っ赤な新撰組の誠の旗が描かれたカードで、裏には壬生塚に眠る11名の新撰組隊士の名が記載されていますよ。
壬生寺に参拝した時は、お土産に誠コーヒーも購入してはいかがですか。
ついでに新京極に建つ錦天満宮で錦の水をペットボトルに汲んで持ち帰り、それを使ってコーヒーを淹れるのもありですね。
なお、壬生寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。