9月上旬。
京都市上京区の本法寺に参拝してきました。
本法寺は西陣に建っており、近くには茶道資料館などもあって、なかなか京都らしい雰囲気を楽しめるお寺です。
仁王門のお達者ぞうり
本法寺の最寄り駅は、地下鉄鞍馬口駅です。
駅からは西に徒歩約10分。
市バスだと、「堀川寺ノ内」で下車して徒歩約3分ですね。
本法寺の東側の入り口にやってきました。
西側の堀川通沿いからも境内に入れますが、東側の方が仁王門をくぐれるので、こちらから境内に入ることをおすすめします。
仁王門の左側には、蜜迹(みっしゃく)金剛大力神が祀られています。
しかし、外からだと、お腹付近しか見えませんので、どのようなお顔をしているのかわかりません。
金剛大力神のような強靭な肉体になれるようにお参りしておきましょう。
ちなみに反対側には、執金剛大力神が安置されています。
蜜迹金剛大力神の前には、お達者ぞうりが吊るされていました。
このぞうりには、どのような云われがあるのでしょうか。
足腰の健康を祈願するものなのか、旅の安全を祈願するものなのか。
よくわかりませんが、このぞうりがあると達者に日々を送れるということなのでしょうね。
大摩利支尊天に参拝
仁王門をくぐります。
参道は木々の青葉で囲まれています。
木々の葉の色が薄くなりつつあるのと、高くなりつつある青空を眺めていると、徐々に夏が過ぎ去ろうとしているのを感じますね。
それでは本堂にお参りをしましょう。
本法寺は、室町時代に創建された日蓮宗のお寺です。
以前は四条高倉にあったのですが、天文法華の乱(1536年)で焼失した後、現在地に移ってきました。
本法寺の境内で、よく目立つのが多宝塔です。
多宝塔の周りには桜の木が植えられているので、春に参拝すると見事な景色を見れますよ。
再び参道に戻ります。
そして、鎮守社の大摩利支尊天にもお参りをしておきます。
本法寺に祀られている大摩利支尊天は、気力、体力、財力の守護神として諸天善神中、最も霊験顕著なのだとか。
それを知ったら、普段以上にしっかりと拝んでおかなければなりませんね。
これで、気力、体力、財力が充実することでしょう。
摩利支天と言えば、イノシシ。
本法寺の大摩利支尊天の前にも、狛イノシシがいます。
口を閉じている吽形(うんぎょう)の狛イノシシは、よく見ると右腕が折れています。
体を張って、大摩利支尊天を守護し続けてきたのでしょう。
そろそろ引退して、次の狛イノシシと交代させてあげた方が良さそうです。
なお、本法寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。