毎年、節分の日の直前の日曜日に京都府八幡市の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)で、鬼やらい神事が行われます。
2016年は1月31日が節分の日の直前の日曜日にあたり、境内は多くの参拝者で賑わいました。
鬼やらい神事は、午後1時と2時の2回行われましたが、私は午後2時の神事を見てきました。
鬼やらい人が邪気を祓う
石清水八幡宮に行くには、京阪電車の八幡市駅からケーブルに乗車し、男山の山上で降りるのが便利です。
午後1時45分頃に本殿前に到着すると、すでに多くの参拝者で境内が埋まっていました。
午後1時の神事に参加した方もいるでしょうから、これくらいは人がいても不思議ではないのですが。
午後2時を過ぎると、南総門から演者の方たちが入ってきました。
参道を進み本殿に上がり整列した後、鬼やらい人が四方(東北、東南、西南、西北)と今年の恵方に向かって桃でできた弓矢で邪気を祓います。
ちなみに2016年の恵方は南南東です。
鬼やらい人が、四方に向かて矢を射ぬいていきます。
実際には、矢は放たれません。
弓矢の次は、桃の枝を使って四方と恵方の邪気を祓います。
悪そうな鬼たちが登場
鬼やらい人が邪気を祓っている最中に鬼たちが境内に入ってきました。
沿道の子供たちに向かって吠える鬼たち。
私の近くにいた3歳くらいの女の子が、青鬼に吠えられて泣いていましたよ。
夢に出てこなければ良いのですが。
悪そうな青鬼。
沿道の参拝者に今にも襲い掛かりそうな鬼たち。
ゆっくりと参道を本殿に向かって進んでいきます。
本殿では、年男と年女の方々が豆を持って待ち構えています。
そうとも知らずに鬼たちが本殿に近づきます。
そして、青鬼が年男の方に襲い掛かります。
しかし、豆を食らって思うように近づけません。
次は赤鬼が攻めかかります。
しかし、赤鬼も豆で撃退されました。
「鬼やろー、鬼やろー」の掛け声とともに豆をぶつけられた鬼たちは、たまらなくなって本殿から退散していきます。
全ての鬼が南総門から出ていったところで、参拝者お待ちかねの豆まきの始まりです。
人が多すぎて本殿に近づけません。
そして、豆も自分のところまで飛んできません。
人をかき分けて少しでも本殿に近づこうとするのですが、ギリギリ豆が飛んでくるところまでしか進めませんでした。
でも、なんとか豆を一袋だけ取ることができました。
この豆を食べて邪気を祓いましょう。
豆撒きも無事に終わり、演者の方々が退場していきます。
境内の隅では、鬼が出てくる時からずっと和太鼓の演奏が行われていました。
神事が終わった後も、しばらく演奏は続き、多くの参拝者が見っていましたよ。
なお、石清水八幡宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。