時代祭の行列は安土桃山時代に入りました。
安土桃山時代は、織田信長と豊臣秀吉が活躍した時代です。
なので、時代祭でも、織田信長と豊臣秀吉を中心とした行列が進みます。
豊公参朝列
安土桃山時代の最初は豊公参朝列です。
豊臣秀頼の初参内と元服の時の参内が最も盛大だったということで、時代祭でも、その時の様子が再現されています。
豪華な車の登場です。
この車に乗って秀頼は参内したんですね。
車の後ろからは、お供が続きます。
豊公参朝列は、特に歴史上の人物は登場しません。
豊臣秀吉と秀頼の参内の様子の再現は、どことなく戦乱が鎮まり平和が到来したような雰囲気を感じさせます。
織田公上洛列
豊公参朝列に続いては織田公上洛列です。
立入宗継の出迎えを受けて、織田信長の軍が京都に入ってきたときの様子が再現されています。
織田の家臣の一番前を行くのは羽柴秀吉です。
馬もいたのですが、またがらずに徒歩で進んでいきます。
続いて丹羽長秀。
丹羽長秀は、織田信長が本能寺の変で亡くなった後、織田家の後継者争いで羽柴秀吉に味方します。
そして、織田信長の登場です。
さすがに織田信長の行列は、威厳を感じます。
白馬にまたがる信長。
馬前を横切ったら、無礼討ちにあいそうな威圧感がありますね。
兜の角が特徴的なこの武将は滝川一益です。
滝川一益は、丹羽長秀とは異なり、織田家の後継者争いでは柴田勝家に味方し、羽柴秀吉と対立しました。
織田公上洛列の最後は柴田勝家です。
柴田勝家も、なかなか威厳があります。
さすがは織田家の重臣であります。
柴田勝家は、賤ヶ岳の戦いで羽柴秀吉に敗れた後、北ノ庄城で、お市の方とともに自害しています。
ちなみにお市の方は、織田信長の妹で、淀君の母です。
織田公上洛列は、とても勇ましかったです。
時代祭の行列の中では、織田公上洛列が最も勇ましさを感じましたよ。
それにしても甲冑を着たまま平安神宮まで歩くのは大変でしょうね。
安土桃山時代の後は、室町時代の行列の登場です。