8月下旬。
お盆を過ぎ京都も少しずつ気温が下がり始め、徐々に散策しやすくなってきました。
それでも最高気温が30度を超える日が続いているので、まだまだ残暑が厳しいのですが。
そんな夏の終わりに京都市東山区に建つ大谷本廟に参拝してきました。
過ぎゆく夏を感じる境内
大谷本廟には、京阪電車の清水五条駅から五条通を東に5分ほど歩くと到着します。
東大路通とぶつかったところが、大谷本廟の入り口です。
この辺りは車の通りが多いためか、東大路通を渡る信号で長い時間待たされます。
信号を渡って大谷本廟の入り口の円通橋にやってきました。
橋が架かっている池には、たくさんのハスがありましたが、花が咲いていたのは1輪だけ。
夏が終わりに近づいているのを感じますね。
円通橋を渡り参道を進むと、奥に総門があります。
この総門は、宝永7年(1710年)に浄土真宗の開祖親鸞聖人の四百五十回忌法要を修するにあたって建立されたものです。
その後、寛政8年に改築され四脚門になりました。
総門に架かっている「大谷本廟」の額は、万延元年(1860年)第二十代広如宗主のご染筆とのこと。
さすがに達筆ですね。
総門をくぐると石段の上に仏殿が建っていますので、お参りしておきましょう。
仏殿の脇には、枝を四方に張り出したサルスベリが植えられています。
枝先には、赤色の花がたくさん咲いていました。
青空の下で見るサルスベリの花は、とても爽やかです。
仏殿の北側にもハスがたくさん植えられています。
このハスは、大賀蓮(おおがはす)というそうです。
「古代の蓮」とも呼ばれており、2千数百年前の一粒の種から開花させたものを貰い受けて育てているものだそうです。
このまま3千年、4千年と子孫たちを残していくのでしょうね。
大賀蓮の奥には変わった形をした二天門があります。
二天門をくぐって広い敷地を奥に進むと明著堂(めいちょどう)が建っています。
遠くから見てもたくさんの参拝者の方が並んでいるのがわかります。
時間がかかりそうだったので、今回は明著堂へのお参りは諦めました。
大谷本廟は、清水寺に向かう途中にあります。
なので、観光で清水寺に訪れる予定の方は、一緒に大谷本廟も参拝すると良いでしょう。
春は桜、秋は紅葉も楽しめますよ。
なお、大谷本廟の詳細については以下のページを参考にしてみてください。