2014年2月14日は、全国で記録的な大雪となりました。
京都も、いつ以来の大雪だったか、思い出せないほどの降り方でしたね。
なので、京都各地では、滅多に見ることができない雪景色を見ることができました。
私は、15日に清水寺の雪景色を見てきました。
今回の記事では、その様子をお伝えします。
小雨が降る境内
この日の天気は曇り。
ただ、時々、小雨がぱらつくこともあり、観光日和とは言えない天気でしたね。
清水寺の入口に到着。
写真の左の仁王門の屋根の雪は解けかかっていました。
前日の大雪からだと、もっとたくさんの雪が積もっていると思ったのですが、深夜に降った雨で雪が解けたのでしょうね。
それでも、鎮守堂の屋根の上にはたっぷりと雪が積もっていました。
現在、清水寺の多くの建物が修復中です。
三重塔、奥の院、朝倉堂などが、柵で囲まれていたり、覆いがかぶせられたりしています。
なので、工事が終了するまでは、あまり魅力的な景色を見ることができません。
清水の舞台からの眺め
受付で拝観料300円を納めて、清水の舞台へと進みます。
清水の舞台からの雪景色は、下の写真に写っているように期待したほどではありませんでした。
ここからだと、休憩処の屋根が白くなっているのがわかる程度ですね。
山の斜面に敷かれたブルーシートも、ちょっと残念な景色です。
でも、清水の舞台から遠くに望む子安塔(こやすのとう)はきれいでしたよ。
まだ、修復されて、それほど時間が経っていないので、きれいな朱色をしています。
その屋根に降り積もった真っ白な雪も見事。
順路にしたがって奥の院へと進むと、途中にある釈迦堂の屋根にも雪が降り積もっていました。
いろんな角度から見る清水の舞台
そして、工事中の奥の院から清水の舞台を眺めます。
屋根に降り積もった雪。
この景色を期待して清水寺に訪れたんですよね。
午前中に訪れたので、まだ、雪が残っていてくれました。
下の写真は、清水の舞台の全景です。
春や秋に訪れると、木々の葉で隠されて、建物の下の方が見えにくいのですが、冬だと、このように全体を眺めることができます。
これが、冬の京都観光の魅力なんですよね。
順路に従い、境内の一番奥の子安塔までやってきました。
間近で見る子安塔は、いつもながらに美しいです。
子安塔付近から見た清水の舞台。
通常は、子安塔の少し下から眺めることができるのですが、この日は、通行止めとなっていました。
もしも、いつもの場所から眺めていたら、木々に邪魔されていない写真を撮ることができたと思います。
さらに順路に従い進んでいきます。
ちょうど清水の舞台が正面に見える場所から写真を1枚撮影。
先ほど上から見た休憩所付近は、地面に雪が少しだけ残っていました。
寒い日なのに音羽の滝は、行列ができています。
いつも通りの人気ですね。
音羽の滝付近からは、清水の舞台を見上げることができます。
懸崖造(けんがいづくり)と呼ばれる建築技法で建てられている清水の舞台の特徴が、よくわかります。
骨組みだけなので、すぐに崩れてしまうのではないかと心配してしまいますが、実は、頑丈な造りなんですよね。
昔の人の建築技術には驚かされます。
それにしても、下から見上げるだけでも、かなりの高さがあるのがわかりますね。
思い切ったことをするのを「清水の舞台から飛び降りる」と言いますが、とても、そんなことはできません。
雪は、解けかかっていたものの、滅多に見れない雪景色を見ることができたので、清水寺にお参りして良かったです。
なお、清水寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。