京都市動物園にやってきて、カモ類とネコ科の動物たちを見た後は、園内の北にあるシカとゴーラルがいる敷地へと向かいました。
シカはなじみのある動物ですが、ゴーラルはよく知りません。
興味が湧いてきますね。
シカとゴーラル
まずはゴーラルの敷地へ。
ゴーラルは、インド北部、ビルマ(ミャンマー)からシベリア南東部に分布しており、人間が近づくことができないような谷間やがけ地に住んでいるそうです。
岩登りが得意とのこと。
敷地内もゴーラルの生息地に似たような造りにしているんでしょうね。滝があったり、高低差があったりしますから。
でも、ゴーラルの姿が見えません。
どこにいるのかなと探してみると、奥の方でじっとしているのを発見。
名前はホンホンというそうです。
遠くにいてほとんど動きません。
照れ屋なのでしょうか。
でも、チャームポイントのくりっとした瞳は遠くからでも確認できましたよ。
ゴーラルの敷地の隣には、ホンシュウジカの「かえで」がいます。
かえでは、寝そべってお昼寝中かな?
静かにしておいてあげましょう。
クジャクと仮設小獣舎
シカとゴーラルを見た後は、その少し南にあるクジャクがいるオリへ。
京都市動物園で飼育されているクジャクは、「インドくじゃく」です。
オリの中ではオスとメスが仲良くしていました。
オスをじっと見ていましたが、羽を広げることはありませんでした。
羽を全開にした時の華麗な姿を見たかったんですけどね。
クジャクの隣には、仮設小獣舎があります。
「ほんどぎつね」が寝そべっています。
犬に似ていますね。
それもそのはず、ほんどぎつねはイヌ科の動物なので、姿が犬のようなんですね。
オリの中を忙しなく歩いているのは、「にっぽんあなぐま」です。
なかなか止まってくれないので、写真がぶれてしまいました。
鳥類舎
クジャクの東隣にあるのが鳥類舎です。
ここには、見慣れない鳥がいますね。
赤色の体をしているのは、アカショウビン。
可愛らしい顔をしていますが、ザリガニ、クモ、魚、コオロギ、トカゲ、カエルなど何でも食べるワイルドな鳥です。
こちらは、ゆりかもめ。
真っ赤な体をしているのは、「しょうじょうとき」です。
オリの中で最も目立っています。
「くろえりせいたかしぎ」は、柵の近くでじっとしています。
くちばしがとても長いのが特徴的です。
しばらく鳥類舎を見ていると、しょうじょうときが、たくさんやってきました。
オリの中が一気に賑やかになりました。
別のオリでは、まん丸くなって動かないウズラ。
卵も小さいですが、ウズラ自身も小さいですね。
鳥類舎には、他に傷ついて野生に戻れなくなった野鳥たちを飼育しているオリもあります。
ここにいる鳥たちは、目が見えなくなったり、翼や脚が不自由になって野生に戻せなくなったそうです。
同じオリの中にいる鳥でも、「くろえりせいたかしぎ」とウズラは、また別とのこと。
動物園は、動物たちを見て楽しむ他に鳥獣の保護にも一役買っているんですね。
京都市動物園探検記目次
- 京都市動物園探検記・カモ類とネコ科の動物編
- 京都市動物園探検記・シカと鳥類舎編
- 京都市動物園探検記・霊長目編
- 京都市動物園探検記・フクロウとアジアゾウ編
- 京都市動物園探検記・熱帯動物館編
- 京都市動物園探検記・おとぎの国編
- 京都市動物園探検記・アフリカの草原編