京阪電車の三条駅から北に数分歩くと、頂妙寺という日蓮宗のお寺が建っています。
この界隈は日蓮宗のお寺が多いですね。
観光寺院ではないのですが、門が閉ざされているわけではないので、誰でもお参りができるようになっています。
頂妙寺は、京都の地理に関わる建造物が境内にあるということなので、それを一目見ておきたいと思い、参拝してきました。
仁王門の先には日蓮の像
仁王門通に面した山門が、頂妙寺の入口です。
山門を入ると、さらに門が建っています。
この門は、仁王門と呼ばれています。
京都の地理に関係する建造物が、この仁王門です。
山門の前を通る仁王門通の名は、実は、頂妙寺の仁王門から来ているのです。
仁王門通を東に進むと平安神宮の大鳥居が建っており、その北には門も建っています。
仁王門通という名は、平安神宮の門が由来なのかと思っていたのですが、実はそうではなかったんですね。
ちなみに仁王門には、持国天と多聞天が祀られています。
仁王門をくぐると正面に日蓮の像が立っています。
その後ろには、本堂が建っています。
でも、本堂は、やや西にずれていて、仁王門と一直線にはなっていませんね。
それでは本堂にお参り。
頂妙寺は、文明5年(1473年)に日祝(にっしゅう)が創建したのが始まりです。
その後、天文法華の乱で衰えましたが、室町幕府などの援助により復興しています。
現在の本堂は、天保8年(1837年)に再建されたものです。
境内を散策
本堂にお参りをした後は、境内を散策。
広いお寺なので、いろいろと建物が建っていました。
朱色の鳥居のお稲荷さん。こちらにもお参りをしておきましょう。
お稲荷さんにお参りをしていたら、首輪を付けたミケネコが通り過ぎていきました。
近づくと、逃げて行ったので、それ以上は追わないことに。
日蓮の像の近くに行くと、再びミケネコが登場。
同じミケかと思ったら、こちらは首輪をしていないので、違うミケのようです。
まっすぐにこちらに向かってきます。
そして、足元で寝転がりはじめました。
体がホコリっぽいと思いましたが、どこでも寝転がるのが理由のようです。
人懐っこいミケのようで、他の参拝者にもすり寄っていましたよ。
ミケから離れ、境内の西へ。
この辺りは、駐車場となっているためか、多くの車が止まっていました。
その近くには、子安鬼子母神のお堂。
その名のとおり、安産子育ての神さまです。
子安鬼子母神の近くには、妙見宮もあります。
近くに植えられているサザンカが満開でしたよ。
あまり観光で訪れる方はいませんが、平安神宮に訪れた際にでも、頂妙寺に参拝してみてはいかがでしょうか。