京都市左京区の下鴨神社には、摂社の河合神社が建っています。
参道に入ってすぐ左に建っているので、下鴨神社に訪れたことがある方ならご存知なのではないでしょうか。
その河合神社が、ちょっと前まで工事をしているなと思っていたら、少しばかり様子が変わっていました。
かりん美人水と鏡絵馬
下鴨神社の参道脇を流れる泉川に架かる紅葉橋の近くに「かりん美人水」の案内。
河合神社に向かって次々に女性が進んでいきます。
河合神社の祭神は、神武天皇の母神の玉依姫命(たまよりひめのみこと)です。
神社の案内によると、玉依姫命は、すべての女性が一層美しくなりたいという願望と安産、育児、縁むすびなどをかなえてくれる神さまということです。
それで、「かりん美人水」の案内があったわけですね。
女性の参拝者が多い理由もよくわかります。
鳥居をくぐって門の前に到着。
今まで壁で囲まれていましたが、完全になくしてしまったようです。
そのうち新しい壁ができるのかなと思っていたのですが、そのような気配はありませんね。
境内に入ると、休憩処で「かりん美人水」が売っていました。
参拝した日は、寒い日だったので、温かい美人水でも飲もうかと思ったのですが、350円とやや高めだったので、やめておきました。
休憩処には、鏡絵馬も置かれていました。
その名のとおり、手鏡のような形をしています。
絵馬の円い部分には、顔が描かれており、参拝者は、自分の顔に見立てて化粧品などできれいに化粧をして奉納するそうです。
また、裏側には、下鴨神社の神紋の双葉葵が描かれています。葵は「あふい」とも書き、神さまとの出会いを意味するものだとか。
名前と願い事を書いて神さまにお願いするようですよ。
ちなみに絵馬は、下の写真に写っている建物の中で書くことができます。
参拝者が書いた鏡絵馬は、本殿の脇に掲げられます。
ずらっと並ぶ鏡絵馬。
皆さん、ご自身の顔に見立てて化粧をしていましたよ。
色々な顔があって、見ていて楽しいですね。
通常の絵馬はというと、境内の東の壁に忘れ去られたように吊るされていました。
鏡絵馬に人気が集まって、こちらはちょっと寂しい景色になっていますね。
通常の絵馬の近くには不発弾が置かれていました。
こちらも忘れられたようにひっそりと置かれていましたよ。
以前は、河合神社は、美人祈願の神社といった雰囲気を出していませんでしたが、これからは、これをアピールしていくのかもしれませんね。
下鴨神社に参拝する予定がある方は、河合神社にも訪れて美人祈願をしてはいかがでしょうか。
なお、河合神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。
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RIKI