2012年02月10日一覧

大規模な新撰組の内部紛争・油小路の変の跡地

慶応3年(1867年)3月に新撰組から脱退した伊東甲子太郎(いとうかしたろう)は、孝明天皇孝明天皇のお墓を警護することを目的とした御陵衛士(ごりょうえじ)を結成します。 新撰組は、隊士の脱退を認めておらず、違反した場合は死罪という厳しい掟がありました。 そこで、局長の近藤勇(こんどういさみ)は、伊東の暗殺を計画します。 かねてより伊東から300両のお金を工面して欲しいと頼まれていた近藤は、お金を用意できたと彼に伝え、同年11月18日に七条醒ヶ井(しちじょうさめがい)の妾宅で酒宴を開きます。 不用心にも一人で訪れた伊東は、泥酔して歩いて帰宅する途中に新選組隊士の大石鍬次郎...