叡山電車の修学院駅から西に10分ほど歩いた場所に妙円寺というお寺が建っています。
妙円寺は、松ヶ崎大黒天とも呼ばれており、こちらの名称の方がどちらかというと有名です。
お寺なのに鳥居がある
修学院駅から3分ほど歩くと下の写真に写っている鳥居が建っています。
鳥居の右側には、松ヶ崎大黒天と刻まれた石柱があるので、鳥居をくぐって進んで行けば、松ヶ崎大黒天に到着するようですね。
地図を見ると松ヶ崎大黒天の近くには、白雲稲荷神社が建っているので、鳥居はこの神社のものなのかと思いましたが、鳥居の中心には大黒天と書かれているので、やはりこれは妙円寺の鳥居のようです。
鳥居をくぐってまっすぐ進むと正面にまた鳥居が出現。
この鳥居は白雲稲荷神社のもののようです。
地図を見ると白雲稲荷神社の鳥居を左に進んだところが松ヶ崎大黒天となっています。
松ヶ崎大黒天に向かって左の道を進んでいくと再び鳥居が現れました。
この鳥居は、松ヶ崎大黒天のものですね。
お寺なのに鳥居があるのは、何とも不思議です。
鳥居をくぐり、石段を上っていくと松ヶ崎大黒天の門に到着。
それでは、いざ境内へ
大黒様にお参り
境内に入ってすぐに目に入るのが、本堂です。
山を背に建っている姿は、堂々としているように見えます。
本堂には、本尊の大黒天が祀られています。
この大黒天は、最澄作で、日蓮が開眼したものと伝えられています。
昭和44年(1969年)の火災の時も無事だったため、「火中の大黒さま」と呼ばれています。
さすが福運の神様ですね。
しっかりと拝んでおきましょう。
本堂の脇には、水子観音が立っています。
流産などで世に出ることができなかった水子の霊を供養してくれるそうです。
水子観音の前には、恵比寿様と大黒様が並んで立っています。
なんともありがたそうなツーショットですね。
上の写真には写っていませんが、実は、恵比寿様と大黒様の背後には弁天様もいらっしゃいます。
妙円寺に訪れた時には、弁天様の存在にまったく気付きませんでした。「えびすの京都でまったり。」さんの下記記事に弁天様の写真が掲載されていますので、ご覧になってください。
最後に本堂の正面に座っている大黒様にお参り。
この大黒様は、「なで大黒」と呼ばれており、悪い部分をなでてお祈りすると良いそうです。
それにしても大黒様は、なんとも平和そうなお姿をしていますね。
なお、松ヶ崎大黒天の詳細については、以下のページを参考にしてみてください。