2010年8月14日。
この日、マウンテンバイクの大会の「Red Bull HOLY RIDE」が京都府八幡市の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)で開催されました。
マウンテンバイクについては、ほとんど知識がなく、山を走れる自転車ということしか知りません。
なので、マウンテンバイクのレースを観るのは今回が初めてです。
一体どんなレースなのか、観に行く前からワクワクします。
山上から400段の石段を一気に駈け下りる
レースのルールは、山上の神馬舎の近くからスタートし、石段が400段ある約1kmの参道を一気に駈け下りて先にゴールしたら勝ちといった単純明快なものです。
スタート地点の神馬舎は、本殿とは正反対の方向にあります。
スタート後、5メートルくらい走るとすぐに左折しないといけないので、外から発進する選手は相当不利な気がします。
スタート地点で観戦するとスタートの瞬間だけしか観ることができません。
なので、レース内容をじっくり観るために下山して、ゴール付近で大きなスクリーンで観戦することにしました。
ゴール付近は、たくさんの人で埋め尽くされていました。
レースが映し出されるスクリーンは、なかなかの大きさ。
これだけ大きければ、離れた所からでもレースを観戦できます。
アーチ状のゴールを先に駆け抜けるのは一体誰なのか?
予選が終了し、最終的に勝ち残った4人で準決勝が行われます。
準決勝は2人で走り、勝った方が決勝へと進出できます。
そして、いよいよ準決勝が始まる午後4時20分となりました。
準決勝1組目は青木選手の勝利。
準決勝2組目は、井手川選手が大きく差を付けて決勝進出です。
準決勝が終わった結果、決勝戦と3位決定戦の組み合わせは以下のようになりました。
白熱の決勝戦
それにしてもマウンテンバイクはかなり迫力があります。
石清水八幡宮の急な石段を飛ぶように駈け下りるスピードは相当なものです。
全てのレースを観たわけではありませんが、1分25秒ほどでゴールしているので、時速40km以上は出ていることになりますね。
今回のコースを実際に歩いたことがありますが、180度回転するところがあったはずです。
コーナーでの時間のロスを考えると、スタート後左折してからの直線やゴール前の最後の直線では、とんでもないスピードが出ているのではないでしょうか。
それはさておき、いよいよ3位決定戦です。
見事3位になったのは安達選手。
おめでとうございます。
そして、いよいよ決勝戦です。
勝つのは青木選手か、それとも井手川選手か。
スタートから両者激しい争い。
途中、スタッフの方がカメラの前に立っていたため、レース内容がわからないところがありましたが、両者一歩も譲らない展開。
そして、その争いはゴールまで続き、両者横一線でフィニッシュ!
写真では、左の青木選手も右の井手川選手も同時にゴールしたように見えます。
しかし、タイム差0.1秒以下という激しいデッドヒートを制したのは、青木選手でした。
ゴールした瞬間の写真を見ると、左の青木選手の前輪が空を飛んでいます。
正にRed Bull翼を授けるといった感じのゴールです。
観客達が青木選手をスタンディングオベーションで祝福。
青木選手、優勝おめでとうございます。
準優勝の井手川選手も最後まで盛り上げてくれました。準優勝おめでとうございます。
この後、表彰式では、上位3名の選手が肩を抱き合い、観客から盛大な拍手で祝福されていました。
初めてのマウンテンバイクのレースの観戦でしたが、非常にエキサイトして楽しかったです。
また、来年も石清水八幡宮で開催されることを願っています。