毎年7月は、京都三大祭りのひとつである祇園祭が催されることから、京都市内は多くの旅行者や観光客の方で賑わいます。
そのため、この時期は宿が満室になりやすいことから、できるだけ早く予約しておいた方が無難です。
特に16日は前祭の宵山、翌日17日は前祭の山鉾巡行が行われることから、すぐに満室となってしまいますので、注意しておいた方が良いでしょう。
そこで、今回の記事では、祇園祭の観覧に便利なホテルや旅館を紹介したいと思います。
祇園祭観覧に便利な場所は4箇所
祇園祭の観覧に便利な場所は、四条烏丸、四条河原町、京都市役所前、烏丸御池の4箇所です。
この4箇所は、17日の前祭の山鉾巡行のコースとなっています。
なお、各地点の先頭通過時間は概ね以下のようになっています。
- 四条烏丸=9:00
- 四条河原町=9:45
- 京都市役所前=10:30
- 烏丸御池=11:00
また、24日の後祭の山鉾巡行は、前祭と逆回りとなり、各地点の先頭通過時間は概ね以下のようになっています。
- 烏丸御池=9:30
- 京都市役所前=10:30
- 四条河原町=10:40
- 四条烏丸=11:20
四条烏丸
四条烏丸は、前祭の山鉾巡行のスタート地点なので、この辺りに宿泊するのが、祇園祭観覧にとっては一番いい場所と言えます。
特に15日の宵々山や16日の宵山では、四条烏丸にたくさんの山や鉾が建ち並びます。
有名な長刀鉾(なぎなたぼこ)は、東横イン四条烏丸のあたりに建つので、ここに宿泊すると客室から、長刀鉾を見れるかもしれませんね。
宵山では、山や鉾は、四条烏丸の交差点を中心に建ち並びますが、室町通や新町通といった細めの道にもたくさん建ち、様々な屋台も並びます。
四条烏丸は、祇園祭観覧にとっては最も良い場所なのですが、そのせいで、たくさんの人で溢れかえります。
そのため、宵山の日は夜も賑やかとなることから、ホテルでのんびりとしたいという方には、不向きな場所と言えますね。
また、人が多すぎて、なかなか予約しているホテルに辿り着かないといったデメリットもあります。
それでも、四条烏丸は、祇園祭観覧にとっては申し分のない場所なので、上のようなデメリットが気にならないという方は、この辺りで宿泊すると良いでしょう。
宿泊料金が比較的安く設定されているビジネスホテルが多いのもいいですね。
烏丸御池
私が、祇園祭の際の宿泊でおすすめしたい場所が地下鉄烏丸御池駅周辺の宿です。
烏丸御池は、地下鉄四条駅から1駅北にあります。
四条烏丸まで歩いていける距離なので、16日に宿泊すれば、宵山を楽しむこともできますし、何と言っても四条烏丸と比べて夜が静かだというのがいいですね。
また、烏丸御池付近は、前祭の山鉾巡行のゴール近くなので、17日の朝はゆっくり遅めに祇園祭を楽しみたいという方に適しています。
後祭の宵山は、21日から23日に行われ、山鉾が建つのは烏丸御池から近い三条烏丸付近です。
後祭の山鉾巡行は、烏丸御池から出発するので、後祭を見に行くなら烏丸御池に宿泊するのがおすすめです。
四条河原町
四条烏丸から東に10分ほど歩いた辺りが四条河原町になります。
なので、16日の宵山を楽しむのにもまずまず適した場所と言えます。
17日と24日の山鉾巡行のコースにもなっているので、祇園祭の観覧におすすめです。
京都市役所前
京都市役所前は、四条烏丸からはかなり離れた場所なので、宵山を楽しむのにそれほど便利な場所とは言えません。
しかし、京都市役所前は、山鉾巡行のコースとなっており、近くに有料観覧席もあるので、17日と24日に祇園祭を観覧するのには便利な場所です。
以上、ここまで紹介してきた宿は、祇園祭の観覧に便利な場所に建っているため、早めに予約しておかないと空室が無くなってしまう可能性があります。
もしも、予約する際にすでに空室が無くなっている場合には、京都駅で泊まるのがいいでしょう。
京都駅から四条烏丸までは、地下鉄で2駅、烏丸御池までは3駅なので、移動はそれほど不便ではありません。
また、京都駅周辺なら宿が多いので、空室を見つけやすいと思います。
なお、祇園祭の有料観覧席や山鉾巡行のコースなどの情報は、京都市観光協会の下記ページで詳細が書かれていますので、ご覧になってください。
2014年5月18日追記
2014年の祇園祭から、山鉾巡行は、7月17日の前祭山鉾巡行に加えて、新たに24日の後祭山鉾巡行も行われることになりました。
後祭山鉾巡行は、午前9時30分に烏丸御池を出発し、前祭山鉾巡行とほぼ同じコースを時計回りに進み、午前11時30分頃に四条烏丸に到着します。
基本的に後祭山鉾巡行を観覧するためにホテルや旅館を予約する場合も、前祭山鉾巡行と同じように四条烏丸、四条河原町、京都市役所前、烏丸御池の4箇所にある宿を抑えておけば問題ありません。