毎年、大晦日になると東山区の八坂神社近くでは、火縄をくるくる回した人達を見かけます。
これが、おけら詣りと言われるものですね。
おけら火で無病息災
くるくる回している火縄の火は、八坂神社の境内で燃えている「おけら火」からもらいます。
おけらは、キク科の薬草で、新年にあたって食べたり飲んだりして健康を祈るといいそうです。
また、おけら火を消さずに家に持ち帰り、元日の雑煮を焚く火として使うと無病息災が叶うと言われています。
おけら詣りは、もともとは削り掛けの神事と呼ばれる行事でした。削り掛けの神事は、参詣人が他人の悪口を好き放題言い合い、勝った方が良いとされます。
そして、参詣人が、削り掛けと呼ばれる白木の棒につけられた火をもらって家に帰り、雑煮を焚いたそうです。
一年に一度、大晦日の夜に八坂神社におけら詣りに行って、おけら火をもらって帰ってみてはいかがですか。
ただ、電車に火を持ち込むことはできませんので、雰囲気だけを楽しむのがいいでしょうね。
なお、おけら詣りについては、下記のサイトで詳しく解説されていますのでご覧になってください。
八坂神社のおけら参り2013年9月3日追記:左記サイトは閉鎖しています。