京都市動物園内の探検は続きます。
アカゲザルなどの霊長目を見た後は、園内の南東にあるフクロウのオリへ。
フクロウは実際に見る機会はそれほどありませんが、テレビなどでよく採り上げられるので、その姿をご存知の方も多いことでしょう。
寝ているフクロウたち
フクロウのオリで最初に見たのは、シロフクロウ
体がその名のとおり真っ白です。
顔を左に傾けて目を閉じています。
どうやら寝ているようです。
シロフクロウは環北極圏に分布しており、冬になると北海道にも訪れるとのこと。
京都市動物園にはオスとメスがいるそうです。上の写真に写っているのはオスのミハイル・シロです。
シロフクロウの隣には、クマタカがいます。
こちらは起きていますね。
でも微動だにしません。
クマタカは、南アジアから日本列島にかけて分布しており、ウサギを捕食しているとのこと。
ワシミミズクもお昼寝中。
箱の中にいるので、全体を見ることができません。
こちらはホンドフクロウ。
やはり眠っています。
どことなく笑っているようにも見えますね。
大きなアジアゾウ
フクロウを見た後は、園内の東にいるアジアゾウのところへ。
アジアゾウの名はミト。
ミトは1979年に京都市動物園に来園。
その頃は推定8歳だったそうですから、今は40歳を過ぎています。
ゾウと言えば長い鼻。
その長い鼻を使って水を飲む姿を見ようと待ち構えているのですが、どうやらのどは乾いていないようで、結局、水を飲む姿を見ることができませんでした。
ゾウのオリの前には、レストランで高級な肉にかぶせてある銀色の蓋がありました。
この蓋の中にあるのは、ゾウのフンです。
完全に固まっているので触っても大丈夫とのことですが、見るだけにとどめました。
大きさはソフトボールくらいでしたよ。
ブラジルバクの夫婦
園内のほぼ真北にやってきました。
ここには、ブラジルバクの夫婦がいます。
オスはカルロス、メスはミノリというそうです。
その名のとおりブラジルなど南米に分布しています。
夜行性で、木の実、果実、水草を食べるということなので、草食動物なのでしょうね。
オリの前には、おもしろいことが書かれていたのでちょっと紹介します。
悪夢を食べる伝説上の動物に獏というものがいます。
体はクマ、鼻はゾウ、目はサイ、牙はイノシシ、手足はトラ、尻尾はウシに似ています。
食べるのは悪夢だけで良い夢は食べません。
動物園に来園される方の中に獏とバクを勘違いされている方がいるそうですが、まったく別の生き物です。
ちなみに北野天満宮の本殿に獏の装飾があるとのこと。
今度お参りに行ったときに探してみましょう。
縁起の良さそうなツルたち
ブラジルバクのオリの少し南には、ツルがいます。
背が高く顔の辺りが赤いツルは、シロエリオオヅルです。
パキスタンやインド北部に分布し、魚、甲殻類、カエル、トカゲ、バッタなどを食べます。
顔が赤いのが特徴的です。
シロエリオオヅルのとなりには、タンチョウもいます。
こちらは頭が赤いですね。
日本で最も有名なツルだと思うので、見たことがあるのではないでしょうか。
とは言え、野生のタンチョウを見る機会はあまりないので、やっぱり本物を見ようと思うと動物園に来る必要がありますね。
京都市動物園探検記目次
- 京都市動物園探検記・カモ類とネコ科の動物編
- 京都市動物園探検記・シカと鳥類舎編
- 京都市動物園探検記・霊長目編
- 京都市動物園探検記・フクロウとアジアゾウ編
- 京都市動物園探検記・熱帯動物館編
- 京都市動物園探検記・おとぎの国編
- 京都市動物園探検記・アフリカの草原編