鴨川公園で見る五山送り火・2024年

毎年8月16日は、五山送り火が行われます。

五山送り火は、お盆に迎えた先祖の霊をあの世に送るための行事で、京都市内を囲む山々に松明が灯されます。

五山送り火は、京都市やその周辺の様々な場所から眺めることができ、今年は、鴨川公園から見ることにしました。

大文字が見やすい

鴨川公園には、京阪電車の出町柳駅から北西に約15分歩くと到着します。

出雲路橋が架かる辺りですね。

鴨川公園にやって来たのは、午後7時30分を過ぎた頃でした。

多くの人が場所取りをして五山送り火が始まるのを待っています。

とは言え、混雑するほどの人出ではなく、むしろ公園が広いため、人が少なく感じるほどでした。

五山送り火が始まるのは午後8時。

最初に如意ケ岳の大文字から点火され、その後、妙法、船形、左大文字、鳥居形と順に点火されていきます。

午後8時には、まだ時間があるなと思いながら、南東の方角にそびえる如意ケ岳を眺めると、ぽつぽつと火が灯り始めているのが見えました。

点火

点火

今年は数分早く、五山送り火が始まりました。

大の字に沿って火が点けられていきます。

途中経過は、六文字焼き。

薄っすらと浮かぶ大文字

薄っすらと浮かぶ大文字

点火から3分もすれば、大文字がはっきりと見えるようになってきます。

大文字がはっきり見え始める

大文字がはっきり見え始める

炎の勢いが徐々に強くなり、鴨川公園からでも、煙が上がっているのが見えますね。

炎の勢いが増していく

炎の勢いが増していく

現地は、さぞ暑いことでしょう。

遠目で見ても、大文字が見えるほど炎が強くなってきました。

遠目で見る大文字

遠目で見る大文字

大文字の完成まであと少し。

もう少しで完成

もう少しで完成

中心部が、めらめらと燃え上がっています。

完成間近

完成間近

炎の勢いは上下左右に伝播するかのように強まり、全体が真っ赤になってきました。

ほぼ完成

ほぼ完成

そして、ついに完成。

大文字

大文字

点火から約5分で見事な大文字ができ上がりました。

夜の賀茂川と一緒に見る大文字。

賀茂川と大文字

賀茂川と大文字

水面に大文字が映るかと思ったのですが、距離があり過ぎて全く映っていませんでした。

大文字が完成したところで、賀茂川を北に歩き、妙法を見に行きます。

しかし、妙法は、周囲の建物に邪魔されて、全体を見ることはできませんでした。

また、船形も見えましたが、こちらはほんの一部しか見えませんでした。

鴨川公園は、適度に風があって涼しく、大文字を見るのには非常に良い場所ですが、他の送り火を見るのは厳しいですね。

午後8時30分頃、大文字の炎は弱くなり、かすかにオレンジ色の光が見える程度になっていました。

京都の夏も、そろそろ終わりが近づいています。

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