10月末。
京都市東山区の建仁寺に参拝しました。
建仁寺は、京都最古の禅寺で、室町時代には京都五山の第三位に列せられた歴史あるお寺です。
境内は広々としており、観光や旅行で訪れる人がいても混雑することはほとんどないですね。
秋の深まりを感じる境内
建仁寺には、京阪電車の祇園四条駅から南東に約5分歩くと到着します。
駅からは、境内の北西角にある惣門が最も近いです。
惣門の前には、「臨済宗大本山建仁寺」と刻まれた立派な石柱が立っており、日本最古の禅寺らしい風格を感じさせます。
総門をくぐって境内に入ります。
この日は、秋晴れで清々しい天気でした。
まだ午前中でしたが、木々の影が長く、徐々に秋が深まっていくのを感じます。
西側の参道を南に向かって歩いていきます。
石畳の参道を歩いていると、心が落ち着いてきますね。
境内の南にある放生池のハスは、葉が黄色くなってきており、しおれているものも目立っていました。
放生池越しに三門を眺めます。
頭上の秋空が実に爽やかであります。
境内の南側から東に向かう参道を歩きましょう。
この参道は、あまり歩くことがなく、久しぶりに歩くと新鮮に感じます。
参道の途中で南に曲がると、甘茶で有名な霊源院があり、11月12日まで秋の特別拝観が行われていますよ。
甘茶は梅雨に咲くので、さすがに秋には見られないですね。
参道から境内に戻り、南東角に祀られている楽大明神へ。
それでは、お参りをしましょう。
楽大明神の近くでは、ホトトギスが紫色の花をたくさん咲かせていました。
今の時期は、所々でホトトギスを見かけることがありますね。
見上げる三門。
雲一つない青空を背景に眺める三門は、とても美しく感じます。
建仁寺の三門は、御所を望むという意味から、望闕楼(ぼうけつろう)と呼ばれており、扁額にもそう記されていますよ。
境内の西側の参道を北に向かって歩きます。
参道わきのカエデは、早いもので、上の方が紅葉し始めていました。
京都の紅葉の見ごろは、毎年11月中旬以降で、建仁寺は11月下旬から12月上旬です。
でも、今年は、紅葉の進みが早そうなので、建仁寺の紅葉は11月中旬頃から見ごろになりそうですね。
さすがに10月末だと、ほとんどのカエデが緑色で紅葉には早い状態でした。
この日は、意外と参拝者が多いなと思いながら参道を北に歩き、北東角の北門から境内を出ました。
この後は、安井金比羅宮に参拝します。
なお、建仁寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。