9月下旬に京都市左京区の真如堂に萩と花の木を見に行った後、北隣の迎称寺(こうしょうじ)も訪れました。
迎称寺は、あまり人に知られていないお寺ですが、知る人ぞ知る花の寺で、9月には塀際にたくさん植えられた萩が赤色や白色の花を咲かせます。
9月も下旬になれば、さすがに多くの萩の花が咲いているはずです。
緑色の葉が目立つ萩
迎称寺は、市バス停「錦林車庫前」から西に5分ほど歩いた辺りに建っています。
山門の前に到着。
ここは、いつも静かで人の気配を感じません。
山門から東にのびる塀は傷みが激しく、瓦も歪んでいます。
今にも崩れてきそうな状態なのですが、以前から、このような状態で踏ん張っています。
塀際にたくさん植えられている萩は、まだ緑色の葉が目立つ状況。
そろそろ花がたくさん咲いていても良い頃なのですが、残念ながら見ごろには早かったですね。
それでも、所々で萩の花が咲いていました。
萩は花がとても小さいので、咲き始めの頃は、遠目では咲いているのかどうかわかりません。
こちらは白色の萩の花。
赤色よりも白色の方が目立ちますね。
葉の色が濃いからでしょうか。
塀際から道路にこぼれそうな萩。
まだまだ緑色の葉が目立ちますが、徐々に赤色や白色の花が増えてくることでしょう。
おそらく、9月末頃には、良い感じでたくさんの萩の花が咲いているはずです。
こちらは、迎称寺の東側です。
ここの萩は、すでに見ごろを迎えていました。
道路の上に散っている花も多く、それもまた美しい光景であります。
しかし、少し離れた場所から見ると、まだまだ花の数が少ないですね。
迎称寺は境内に入れますが、草木が生い茂っていて歩きにくいです。
本堂と思われるお堂があるのですが、賽銭箱が置かれておらず、お参りできるのかどうかわからない感じです。
廃寺のようにも思えるのですが、たまに人を見かけますから、そうではないようです。
私も、迎称寺に訪れるのは萩が咲く頃くらいですから、お寺のことはよくわかりません。
境内を覘いてみると、ヒガンバナが咲いていましたよ。
迎称寺の近くには真如堂、金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)、吉田神社など多くの寺社があるので、これらに参拝した時に迎称寺に立ち寄ると良いでしょう。