2013年12月16日一覧

護良親王の足利尊氏邸襲撃

元弘3年(1333年)5月に鎌倉幕府が滅亡した後、後醍醐天皇を中心とした政治体制が速やかに確立されていくかに見えました。 しかし、公卿に手厚く、武士を冷遇する恩賞に諸国の武士たちは天皇親政に少しずつ不満を募らせていきます。 そんな中、6月13日に護良親王(もりながしんのう)が征夷大将軍に任命されます。 討幕に加わった足利尊氏にとっては、自分が征夷大将軍になるつもりだったので、護良親王が征夷大将軍になったことには、不満が残るものとなりました。