7月17日は、祇園祭で最も人気がある山鉾巡行があります。
2012年は、晴天に恵まれ、大勢の方が京都を訪れていました。
この日の最高気温は36度。祭りの熱気とともに暑い1日となりました。
山伏山
私が、山鉾巡行を見たのは、河原町三条です。
動けないくらい人がいるのかなと思ったのですが、歩けないことはありませんでした。
私が観覧した時は、山伏山、保昌山(ほうしょうやま)、放下鉾(ほうかほこ)が河原町通を進んでいました。
最初に見たのは山伏山です。山本山ではないですよ。
山伏山の山伏は、昔、八坂の塔が傾いたとき、法力によって元に戻したと伝わる浄蔵戸貴所の大峰入りの姿を表現したものです。
なかなか勇ましい姿をしていますね。
保昌山
山も鉾も非常にゆっくりと進んでいくので、自分の目の前にやってくるのを待ちきれず、こちらから南に歩いて次の保昌山を出迎えることにしました。
保昌山は、平井保昌が、和泉式部のために紫宸殿前の紅梅を手折ってくる姿をあらわしています。
明治初年までは、「花盗人山」と呼ばれていました。
手折ってきた紅梅を両手にしっかりと持っています。
放下鉾
保昌山を見た後も南に進み、放下鉾を出迎えます。
鉾がビルと同じくらいの高さがあります。
放下鉾の鉾頭は、日、月、星が光を下界に照らす形をしています。
鉾の名は、天王座に放下僧を祀るのに由来しているとか。
屋根の上にも人が乗っています。その下には、はやし方がぎっしり。落ちないように注意してください。
ほこ車がとても大きく、人の背よりも高さがあります。
これだけ大きな鉾を動かすのは、相当な労力でしょうね。
乗っている人は楽そうに見えますが、こうもぎゅうぎゅう詰めだと暑いのではないでしょうか。
放下鉾が止まったので、龍の装飾を撮影。
細部まで、細かく描かれています。
この後も、山鉾巡行は続きましたが、観覧はここまでで終了です。
テレビで山鉾巡行を見ていると、四条河原町はたくさんの人で埋め尽くされていました。やはり、あそこは辻回しを見ることができるので、人気があるようです。
でも、河原町三条付近は、意外と人が少なめで、比較的のんびりと観覧することができましたよ。
人の背中が邪魔になって見えないということもありませんでしたし、写真も良い位置で撮影できました。
ちょっと山鉾巡行を見てみようかなと思った時は、河原町三条付近がおすすめですよ。