宇治上神社を紹介しています。
由緒、見どころ、所在地、最寄駅などの情報を掲載。
宇治上神社
由緒
宇治上神社の創建年代は不明。
一説によると、応神天皇の皇子である莵道稚郎子(うじのわきいらつこ)が、異母兄の仁徳天皇に位を譲って自殺したため、皇子の離宮であった当地に社殿を建立してその霊を慰めたことが始まりと伝えられている。
祭神は、応神天皇、莵道稚郎子、仁徳天皇。
平安時代には、宇治神社とともに宇治鎮守明神、離宮明神、離宮社とも呼ばれていた。また、平等院が建立された後は、その鎮守社となり、藤原氏から崇敬を集めた。
明治時代に宇治神社と分離し、現在の社名となる。
なお、宇治上神社は、平成6年(1994年)に世界文化遺産に登録されている。
拝殿
単層切妻造の拝殿。国宝に指定されている。創建年代は、年輪年代測定法により1215年と判定されている。優美な外観から、離宮宇治院から下賜されたものではないかと伝えられている。
本殿
内殿三社が覆屋(おおいや)で囲われた本殿。国宝に指定されている。創建年代は、年輪年代測定法により1060年と判定されており、神社建築の遺構としてはわが国最古のものである。内殿には、応神天皇、莵道稚郎子、仁徳天皇が祀られている。また、本殿内部の蟇股(かえるまた)は、醍醐寺薬師堂、中尊寺金色堂とともに藤原時代の三名蟇股のひとつに数えられる。
春日神社
摂社の春日神社。重要文化財に指定されている。藤原氏ゆかりの神社で、祭神は、武甕槌命(たけみかづちのみこと)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)。
桐原水
宇治七名水のひとつに数えられる桐原水(きりはらすい)。他の6つの名水は無くなっている。
宇治上神社の所在地
〒611-0021
京都府宇治市宇治山田59(地図)
宇治上神社への行き方
京阪宇治駅から徒歩約12分
JR宇治駅から徒歩約15分
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