地蔵院（竹の寺）の観光情報

地蔵院を紹介しています。
由緒、見どころ、所在地、最寄駅などの情報を掲載。

地蔵院（竹の寺）

地蔵院は、貞治6年（1367年/南朝の正平22年）に歌人藤原家良の山荘があった地に細川頼之が、宗鏡（そうきょう）を招いて創建したのが始まり。山号は衣笠山。臨済宗の単立寺院。

開山は、宗鏡の師である夢窓疎石（むそうそせき）で、宗鏡は第2世。

北朝の崇光、後光厳、後円融の3天皇の御願寺となり、末寺26ヵ寺、領地54ヵ所を有する大寺院となる。

しかし、応仁の乱（1467年）で諸堂が焼失。

その後、細川家の援助で再建が行われる。貞享3年（1686年）に古霊によって方丈が再建され、寺観が整えられていった。

明治時代に入って、竜済、延慶の両寺を合併。

昭和10年（1935年）に本堂の地蔵堂が再建された。

なお、地蔵院は竹の寺とも呼ばれている。

昭和10年に再建された本堂の地蔵堂。伝教大師最澄の作と伝えられている延命安産地蔵菩薩を祀っている。また、右脇に夢窓疎石と宗鏡、左脇に細川頼之の木造が安置されている。

方丈の前には平庭式枯山水庭園の十六羅漢の庭がある。庭に配されている石は、十六羅漢の修行の姿を表している。また、これらの石は、地蔵院の南東の方角に建つ石清水八幡宮に願をかけていることから、その方向に傾いている。

地蔵堂の脇にある宗鏡（左）と細川頼之（右）の墓。墓には自然石だけが置かれており、細川石と呼ばれている。

〒615-8285
京都市西京区山田北の町23（地図）

阪急上桂駅から徒歩約13分

※拝観料500円が必要。

スポンサードリンク