瑞峯院の独坐庭と閑眠庭を拝観

5月中旬に京都市北区の大徳寺を訪れました。

大徳寺には、多くの塔頭(たっちゅう)があり、拝観できるところを全て見て廻るだけで1日かかります。

なかなか1日で全てを拝観するのは厳しいので、何回かに分けて大徳寺に訪れた方が良いですね。

今回は、大徳寺境内の南側に建つ瑞峯院(ずいほういん)を拝観しました。

独坐庭

大徳寺は、市バス停「大徳寺前」からすぐです。

大徳寺境内に入り、瑞峯院の入り口までやってきました。

入り口に建っているのは重要文化財の表門。

表門

表門

表門をくぐって玄関に進みます。

そして、受付で拝観料400円を納めて建物内へ。

まずは方丈の南側に行きます。

方丈の廊下

方丈の廊下

瑞峯院は、天文4年(1535年)に大友宗麟(おおともそうりん)が、大徳寺の徹岫宗九(てっしゅうそうきゅう)を開山に迎えて創建したのが始まりです。

大友宗麟と言えば、キリシタン大名として知られていますが、瑞峯院を創建した時にはキリスト教は日本に入ってきてませんから、この時は洗礼を受けていません。

開山の徹岫宗九は、後奈良天皇から普応大満国師の称号を賜っています。

上杉謙信に禅の指導をしたことでも知られていますね。

それでは、方丈内に安置されている大満国師にお参りをしましょう。

方丈の南側に広がる庭園は、独坐庭(どくざてい)です。

独坐庭

独坐庭

東側は石が少なく、西に行くほど石組に迫力が出てきます。

独坐庭は、瑞峯をテーマにした蓬莱山式庭園で、中国の禅僧百丈禅師が独坐大雄峰と呼唱した禅語からその名が付いたのだとか。

独坐亭の石組

独坐亭の石組

拝観案内には、「峨々たる蓬莱山の山岳から半島になり、大海に絶え間なく荒波に、打ちよせもまれながらも雄々と独坐している、大自然の活動を現しております」と解説されていました。

白砂の波紋が半島に打ち寄せる波なのでしょうね。

独坐亭の西側には茶室の餘慶庵(よけいあん)があります。

餘慶庵

餘慶庵

毎月28日の利休忌には釜がかかるそうですよ。

閑眠庭

方丈の北側にやってきました。

こちらにも、白砂が敷き詰められた枯山水庭園の閑眠庭(かんみんてい)があります。

閑眠庭

閑眠庭

閑眠庭は、昭和の作庭家重森三玲(しげもりみれい)が手掛けたものです。

方丈東側にあるキリシタン灯籠を中心に7個の石組からなり、縦に4個、横に3個の石の流れが十字架に組まれています。

上の写真を見ても、どう十字架になっているのかさっぱりわかりません。

でも、見る場所を変えて、東から西に眺めると、斜めに十字架ができているのがわかります。

石組でできた十字架

石組でできた十字架

閑眠庭の北側に建つ茶室は安勝軒です。

安勝軒

安勝軒

大徳寺山内唯一の逆勝手席です。

安勝軒の中も拝観できるので見ておきましょう。

ただ、中に入って良いものかどうかわからなかったので、廊下から鑑賞するにとどめました。

方丈の東側にある中庭の茶庭(ちゃてい)。

茶庭

茶庭

小さな庭で、とても落ち着きがあります。

ちなみに上の写真の右に写っているのがキリシタン灯籠です。

玄関に戻り外に出ます。

独坐庭へと続く唐門も、表門や方丈と並んで重要文化財ですよ。

唐門

唐門

私が訪れた時は、参拝者が少な目でした。

3つの庭園全てが枯山水だったこともあり、とても落ち着いた気持ちで拝観できましたよ。

この後は、お隣の興臨院を拝観します。

なお、瑞峯院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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