初夏に永観堂の諸堂を拝観・2017年

5月初旬。

京都市左京区に建つ永観堂に参拝しました。

永観堂は、「もみじの永観堂」と呼ばれているように境内に植えられているカエデが多く、秋の紅葉が美しいお寺です。

初夏は、カエデの新緑がきれいな季節。

永観堂も多くのカエデが植えられているので、今の時期には新緑を楽しめます。

諸堂に囲まれた庭園の新緑

永観堂の最寄り駅は、地下鉄蹴上駅です。

最寄り駅と言っても、北に15分ほど歩かなければならないので割と距離があります。

市バスだと「南禅寺永観堂道」で下車して徒歩約3分なので、こちらの方が便利ですね。

総門の前にやってくると、カエデが若葉をたくさんつけていました。

そして、総門をくぐり参道に入ると、塀からこぼれんばかりのカエデの新緑。

参道

参道

初夏の永観堂は、参道を歩くだけでも十分に新緑を楽しめます。

参道のツツジは咲き始めでした。

参道のツツジ

参道のツツジ

もっとたくさん咲いていると期待したのですが、参拝時期が少し早かったようですね。

拝観受付がある中門へ。

ここで拝観料600円を納めて境内に入ります。

そして、大玄関へと進み、ここから建物内に入って諸堂を巡ります。

大玄関

大玄関

古方丈を通り、瑞紫殿にやってきました。

瑞紫殿では、永観堂の映像がテレビに映し出されています。

古方丈、瑞紫殿、釈迦堂に囲まれた中庭のカエデの新緑もきれいですね。

中庭

中庭

釈迦堂の廊下にはいすが置かれてあり、そこに腰かけてのんびりと庭園を鑑賞することもできますよ。

でも、瑞紫殿の畳に座って庭園を眺める方が落ち着きますね。

釈迦堂には、様々な襖絵があり、長谷川等伯筆と伝わる竹虎図もありました。

また、左側に水の激しい流れが描かれた襖、右側に火炎が描かれた襖がある部屋もありました。

こちらは釈迦堂の南側の庭園。

釈迦堂前の庭園

釈迦堂前の庭園

この庭園も、カエデの新芽のやわらかい緑色がきれいです。

庭園の中央には高麗燈籠が置かれています。

高麗燈籠

高麗燈籠

400年以前に朝鮮半島から渡来した珍しい燈籠です。

御影堂から阿弥陀堂へ

釈迦堂から順路に従って御影堂(みえいどう)にやってきました。

それでは、御影堂の中に入ってお参りをしましょう。

御影堂からの眺め

御影堂からの眺め

御影堂の前に広がる新緑は、まさに初夏の風景であります。

御影堂の東側には三鈷の松が植えられています。

三鈷の松

三鈷の松

この松は、長い葉の先が3つに分かれている珍しい松です。

三鈷は、智恵、慈悲、まごころを表す言葉で、この松の葉を持っていると3つの福が授かると伝えられています。

でも、廊下から下りて拾ってはいけません。

三鈷の松を過ぎて阿弥陀堂にやってきました。

阿弥陀堂には、その名のとおり阿弥陀さまが祀られているのですが、永観堂の阿弥陀さまは、正面ではなく左後ろを見ています。

そのため、この阿弥陀さまは「みかえり阿弥陀」と呼ばれています。

昔、永観律師が修行をしている時、正面に立っていた阿弥陀さまが「永観、遅し」とおっしゃって励ましたそうです。

阿弥陀堂から元来た廊下を戻り、臥龍廊(がりゅうろう)を上って開山堂にやってきました。

開山堂からは、御影堂やその周囲に植えられているカエデの新緑を見下ろせます。

開山堂からの眺め

開山堂からの眺め

開山堂から臥龍廊を下りて、大玄関へと引き返します。

大玄関の近くに建つ唐門。

唐門

唐門

この唐門は、天皇からの使者が出入りするときに使った勅使門で、正面には真っ白な盛砂があります。

門の前に盛砂があると進めないじゃないかと思うでしょうが、勅使は、この盛砂の上を歩いて身を清めたのだそうです。

勅使門盛砂

勅使門盛砂

また、昔は夜の月明かりをこの盛砂に受けて「あかり取り」としても使っていたとのこと。

永観堂の諸堂には、見るべきものがたくさんあるので、一通り巡るだけで満足できますよ。

この後は、永観堂境内の新緑を見て廻ります。

宿泊



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