4月下旬。
京都市右京区の清凉寺に参拝してきました。
清凉寺は嵯峨野に建つ浄土宗のお寺です。
秋の紅葉がきれいなお寺なので、初夏はカエデの美しい新緑を見れます。
本堂脇のツツジ
清凉寺は、京福電車の嵐山駅から北にまっすぐ10分ほど歩いた辺りに建っています。
道路の真ん中に大きな仁王門が建っているので迷うことはないでしょう。
JR嵯峨嵐山駅からだと、北西に徒歩約10分ですね。
今回は仁王門ではなく西門から境内に入ることに。
西門をくぐり少し歩くと左側に薬師寺が建っており、そのお堂の左前には「生の六道」と刻まれた石柱があります。
その昔、小野篁(おののたかむら)は東山の六道珍皇寺の井戸から冥土に通い、閻魔大王に会っていたと伝えられています。
そして、冥土からは嵯峨にあった出口から帰って来たとか。
上の石柱は、冥土からの出口がこの辺りにあったことを示すものですね。
境内の中央には、大きな本堂が建っています。
本堂には、お釈迦さまが祀られていることから、嵯峨釈迦堂とも呼ばれています。
それでは、お参りをしましょう。
お参りを済ませた後は、本堂の東側へ移動します。
すると、小さなツツジがピンク色の花を咲かせていました。
周囲を見回すと、他にも小さなツツジがたくさん植えられており、赤色やピンク色の花を咲かせています。
まだ咲き始めて間もないようで、葉が目立っていました。
あと何年かすれば、ツツジたちは大きく育ち、今以上に華やかな姿を初夏に見せてくれそうですね。
カエデの新緑
本堂の東側には、カエデも多く植えられています。
すでにどのカエデにも若葉がたくさん付いていますね。
本堂と一緒に見る新緑。
遠くに仁王門も見えます。
新緑を眺めながら、参道をゆっくりと歩きましょう。
カエデの新緑は、他の木々の葉よりも透明感があるので、より美しく感じますね。
寺務所の前の新緑が、太陽の光をたっぷりと浴びて黄緑色に輝いていました。
本堂の前に戻ってきました。
ここから南西に目をやると、多宝塔越しに嵐山を望めます。
私が清凉寺に参拝した日は晴天だったため、嵐山がはっきりと見えましたよ。
晴天の下で見る仁王門。
いつ見ても迫力があります。
帰りは仁王門から出ることにしましょう。
仁王門前で立ち止まり、境内を見渡します。
嵯峨野には背の高いビルがないので、清凉寺の境内からは近代的な建物が全く見えません。
この景色がいつまでも残っていて欲しいですね。
なお、清凉寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。