千本ゑんま堂の見ごろの普賢象桜・2017年

4月中旬。

京都市上京区の千本ゑんま堂に参拝しました。

千本ゑんま堂は、その名のとおり閻魔大王が祀られているお寺です。

この時期は、境内の北側でたくさんの八重桜が見ごろを迎えます。

今回の参拝は、その八重桜を見ることが目的であります。

普賢象桜がいっぱい

千本ゑんま堂は、市バス「乾隆校前」で下車してすぐの場所にあります。

地下鉄だと鞍馬口駅が最寄り駅ですが、西に20分ほど歩かないとならないので、市バスを利用した方が良いでしょう。

千本ゑんま堂の境内に入ると、駐車場に植えられている八重桜が見ごろを迎えていました。

桜の奥に見えるのは本堂です。

本堂と桜

本堂と桜

それでは、閻魔大王にお参りをしましょう。

本堂の中を通って、境内の北側に向かいます。

普賢象桜(ふげんぞうざくら)が見ごろですね。

普賢象桜と石塔

普賢象桜と石塔

鐘楼と一緒に見る八重桜が見事であります。

鐘楼と桜

鐘楼と桜

花の中心から伸びる2本の細長い葉が、普賢菩薩が乗るゾウの鼻のようだということで、普賢象桜の名が付きました。

普賢象桜のアップ

普賢象桜のアップ

ちなみに千本ゑんま堂の普賢象桜は、「ゑんまどうふげん」とも呼ばれています。

小さな大黒さまと恵比須さまが、笑顔でお花見をされていました。

大黒さま(左)と恵比須さま(右)

大黒さま(左)と恵比須さま(右)

二尊院普賢象は咲き始めたばかりです。

二尊院普賢象

二尊院普賢象

普賢象よりも開花時期が1週間ほど遅い二尊院普賢象は、4月下旬に見ごろを迎えます。

普賢象よりも、花の色が濃いですね。

こちらは琴平。

琴平

琴平

普賢象と見分けがつきにくいです。

普賢象と言われても疑わないかもしれませんね。

桜の近くでは、椿も咲いていました。

椿

椿

この椿も、花弁がたくさんあって普賢象に負けないくらいきれいでしたよ。

シャガもたくさん咲いていました。

シャガ

シャガ

こちらは関山です。

提灯と関山

提灯と関山

普賢象によく似ていますが、木に「関山」と書かれています。

琴平と同じく、普賢象だと言われてもまったく疑わないでしょうね。

八重桜は、どれも似たような感じですから、品種を言い当てるのが難しいです。

私が千本ゑんま堂に訪れた日は、まだ普賢象桜もその他の八重桜も満開にはなっていませんでした。

それでも、とても華やかでしたから、満開になると、もっと美しい桜風景を見れるはずです。

また、普賢象桜は花弁が1枚ずつ散るのではなく、花がそのまま落ちます。

なので、普賢象が見ごろを終える頃に落花した花を見るのも良いですね。

なお、千本ゑんま堂の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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