恋愛成就、夫婦和合のご利益を授けてくれる相生の松・松尾大社

京都市西京区の松尾大社(まつのおたいしゃ)は、お酒の神さまとして崇敬されています。

そのため、酒造業者から篤く信仰されており、境内には酒造業者から奉納された酒樽がたくさんあります。

参拝者も酒造と関係のある人が多いのだろうと思うでしょうが、そのようなことはありません。

外見だけで酒造業者かどうかを判断できませんが、夫婦や親子で参拝している方をよく見かけますから、酒造関係の人だけが参拝しているわけではないですね。

そして、恋愛成就のご利益を授かりに松尾大社に参拝している方も、きっと多いはずです。

本殿近くに祀られている相生の松

松尾大社は、阪急電車の松尾大社駅から5分ほど西に歩いた辺りに建っています。

駅を出ると大きな朱色の鳥居が建っているので、迷うことはないでしょう。

参道を進み、楼門をくぐって境内に入ると正面に拝殿、その奥に本殿が建っています。

本殿

本殿

松尾大社に祀られているのは、大山咋神(おおやまくいのかみ)と市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)です。

大山咋神がお酒の神さまとして崇敬されています。

市杵島姫命は、宗像三女神(むなかたさんにょしん)の一神で美貌の神さまとされていますね。

さて、恋愛成就のご利益を授かろうと松尾大社に訪れる方は、本殿左前に祀られている相生(あいおい)の松に祈願すると良いでしょう。

相生の松

相生の松

覆屋の中に祀られている松の古木は、もともと雌雄根を同じくし、相生の松として350年の樹齢を保っていたそうです。

昭和31年(1956年)と32年にそれぞれ天寿を全うしたとのこと。

世に比類なき名松の大株で、昭和47年に某氏が天声によって神意を得、大注連縄(おおしめなわ)を幹に巻き、覆屋を設置して保存しました。

それ以降、多くの人々が霊徳にあやかろうと、この霊松を夫婦和合、恋愛成就の象徴として信仰し、今日にいたっているそうです。

境内で時折、若い女性の参拝者を見かけることがありますが、この相生の松に恋愛成就を祈願されているのかもしれませんね。

また、夫婦や親子で参拝されている方も、夫婦和合をお祈りしているのかもしれません。

長い年月、雌雄一体で過ごした松ですから、きっとその霊力は強く、参拝者にご利益を授けてくれることでしょう。

恋愛成就や夫婦和合のご利益を授けてくれる神社にお参りをしようと思っている方は、松尾大社に参拝してはいかがでしょうか。

なお、松尾大社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

宿泊