二条城の紅葉・2016年

11月下旬。

京都市中京区にある二条城に行ってきました。

二条城は、世界遺産に登録されているお城。

京都市内には、神社やお寺はたくさんありますが、お城は二条城と伏見桃山城くらいしか思い浮かびませんね。

さて、この時期に二条城を訪れたのは、紅葉を見るためです。

これまでに二条城には何度か行ったことがありますが、紅葉を見に訪れたのは今回が初めてです。

二の丸御殿から本丸庭園へ

地下鉄二条城前駅で下車し、地上に出ると目の前に大きな石垣が現れます。

さすがにお城の石垣は、お寺の塀とは比べ物にならないくらい高さがありますね。

自動券売機に600円を投入し拝観券を購入。

そして、修理中の東大手門から城内に入ります。

唐門をくぐった先に二の丸御殿が建っているので中に入りましょう。

二の丸御殿

二の丸御殿

二の丸御殿の中を歩くと、キュッキュと音が鳴ります。

これは鴬張りの廊下で、くせ者の侵入を知らせる役割を果たしています。

団体で歩いていると、あちこちでヒヨコが鳴いているのかと思ってしまいますね。

ちなみに京都には、二条城の他にも廊下が鴬張りになっている建物がいくつもありますよ。

二の丸御殿を出た後は、二の丸庭園を鑑賞します。

二の丸庭園

二の丸庭園

二の丸庭園は、大きな池が中央にあり、その周りにたくさんの巨石が配されています。

また、庭園には松も多く植えられています。

巨石と松の組み合わせは、安土桃山時代らしさを感じますね。

二の丸庭園を過ぎ、内堀に架かる東橋を渡って本丸庭園へ。

そして、南西角にある天守閣跡に行きます。

天守閣跡は石垣の上にあるので、ここから京都市内をぐるっと360度眺めることができます。

北東に目をやれば紅葉した比叡山。

比叡山

比叡山

見事な眺めです。

北西に目をやると、金色に輝く背の高いイチョウがありました。

天守閣跡から眺めるイチョウ

天守閣跡から眺めるイチョウ

清流園の紅葉

天守閣跡から降りて、西橋を渡り城内の西側に向かいます。

先ほど見たイチョウの木。

黄葉したイチョウ

黄葉したイチョウ

近くで見ると、とても大きいです。

緑色の葉が全くなく黄葉してます。

他の拝観者の方たちも、このイチョウに見とれていましたよ。

二条城の中には、カエデもあります。

紅葉と石垣

紅葉と石垣

石垣と一緒に眺める紅葉は、まさに秋のお城の風景。

城内の北側に広がる芝生の庭園は清流園です。

清流園

清流園

二条城の中で最もカエデが多いのが清流園です。

清流園の紅葉

清流園の紅葉

カエデの紅葉も見ごろですね。

すでに散り始めているカエデもあれば、これから赤く色づき始めるカエデもあります。

全てのカエデが一度に紅葉することはなさそうです。

黄色と赤色のモミジが混ざったカエデ。

赤色と黄色のモミジ

赤色と黄色のモミジ

味わい深い姿ですね。

清流園にもイチョウの木が並んで植えられています。

イチョウの並木

イチョウの並木

葉が半分くらい散っています。

そして、地面には、金色のじゅうたんができあがっていました。

二条城は、カエデの数は割と多めです。

でも、城内が広すぎるため、密集している紅葉を見ることはできません。

一面が真っ赤に染まった紅葉風景を見たい方には物足りないかもしれませんね。

広々とした場所で紅葉を観賞したい方なら、秋に二条城を訪れると満足のいく紅葉狩りができるでしょう。

なお、二条城の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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