国際化が進む伏見稲荷大社

10月上旬。

秋晴れの日に京都市伏見区に建つ伏見稲荷大社に参拝してきました。

伏見稲荷大社は、京都市内の観光名所の中でも人気のある神社で、特に近年は外国人旅行者の方が多く参拝しています。

また、海外の方々に人気が出てきたためか、最近は国内からお越しの方も増えているように思えますね。

3年連続人気1位

伏見稲荷大社の最寄り駅は、JR稲荷駅です。

駅を出てすぐの場所に参道の入り口である第一鳥居があるので、迷うことはありません。

しかも、京都駅からわずか2駅ですから、交通の便も良く、遠方からお越しの方でも京都駅に到着すれば、すぐに伏見稲荷大社に参拝できます。

第一鳥居

第一鳥居

第一鳥居の周りでは、海外からお越しの方々が、記念撮影をしています。

伏見稲荷大社の参道には、トリップアドバイザーののぼりがたくさん並んでいます。

2016年の外国人が選んだ観光スポットの中で、伏見稲荷大社が人気1位になったことを示すものです。

日本国内三年連続第一位

日本国内三年連続第一位

これで3年連続ですね。

秋晴れの日の境内

長い参道を進み、第二鳥居をくぐって楼門の前にやってきました。

楼門

楼門

この楼門も海外の方に人気がある建物です。

楼門の前は、記念撮影をする方々で賑わっていました。

国籍も色々で、まるで海外のどこかの国に旅行で訪れたような錯覚を覚えましたよ。

朱色が鮮やかな楼門は、少し前に修復工事を終えています。

建立されたのは、天正16年(1589年)です。

その前年6月に豊臣秀吉が母の大政所(おおまんどころ)の病気平癒を伏見稲荷大社に祈願しました。

そして、本復御礼の奉加米をもって再興されたのが、この楼門です。

楼門の前には石段がありますが、これは元禄7年(1694年)の社頭拡張時に楼門を西方に5間移築した際にその前方に造営されたものです。

楼門の裏側には、米俵がピラミッド型に積まれていました。

米俵

米俵

伏見稲荷大社の稲荷は、「稲なり」が語源とされており、本殿には五穀豊穣の神さまを祀っています。

現在では、商売繁盛の社として多くの人々に崇敬されており、正月にはたくさんの参拝者が伏見稲荷大社を訪れます。

それでは、本殿に商売繁盛を祈願しましょう。

本殿

本殿

本殿の前のキツネ。

キツネ

キツネ

このキツネは珍しいのではないでしょうか。

伏見稲荷大社のキツネは、口に何かをくわえているのですが、このキツネは何もくわえずに口を閉じています。

こちらは絵馬。

絵馬

絵馬

伏見稲荷大社の絵馬は、鳥居の形をしています。

それにしても青空が爽やかであります。

境内

境内

伏見稲荷大社の社殿は、朱色が多く、その鮮やかさが青空に映えますね。

伏見稲荷大社には多くの建物があり、それぞれに日本語の説明が書かれた駒札が設置されています。

また、海外からお越しの方にも、社殿がどういったものかわかるように携帯電話でQRコードを読み取ると説明を聞けるようになっています。

社殿の説明

社殿の説明

言語は、日本語、英語、中国語、韓国語に対応しているようですね。

奥宮を過ぎて千本鳥居にやってきました。

おそらく、伏見稲荷大社で最も外国人旅行者の方に人気があるのが、この千本鳥居でしょう。

朱色の鳥居が建ち並ぶトンネルは、海外の方には不思議な空間なのでしょうね。

千本鳥居

千本鳥居

千本鳥居を抜けて奥社奉拝所にやってきました。

ここは、たくさんの参拝者で埋め尽くされています。

奥社奉拝所

奥社奉拝所

日本人よりも、海外からお越しの方の方が多いのではないでしょうか。

ヨーロッパ系の方もいれば、頭に黒い布をまとった中東の女性もいます。

東南アジアの方や南米の方も。

伏見稲荷大社の境内は、ますます国際化が進んでいましたよ。

奥社奉拝所から、さらに稲荷山を登る「お山めぐり」もできますが、時間がかかるので引き返すことにしましょう。

帰りは、千本鳥居の外を歩きます。

外から見た千本鳥居

外から見た千本鳥居

外から千本鳥居を見ても、あまり感動しませんね。

なお、伏見稲荷大社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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