1月末。
京都市伏見区の与杼神社(よどじんじゃ)に参拝してきました。
与杼神社は、淀城跡公園の隣に建つ神社で、どちらかと言うと、観光客よりも地元の方がよくお参りする神社ですね。
さすがに冬に参拝する観光客の姿はなく、心静かに参拝できましたよ。
駐車場が広い与杼神社
与杼神社の最寄り駅は、京阪電車の淀駅です。
駅からは南に5分ほど歩くと石造りの鳥居が見えてきます。
与杼神社の境内は駐車場が占める割合が大きいので、神社だとは気づきにくいですね。
鳥居を見落とすと、おそらく多くの人が駐車場だと思うでしょう。
以前はこんなに駐車場が広くなかったのですが、これも時代の移り変わりなのでしょうね。
境内の入り口には、2本の背の高いイチョウが並んでいます。
イチョウの幹には、たくさんの絵馬が奉納されていました。
境内の奥に建つ本殿。
与杼神社は、豊玉姫命(とよためひめのみこと)、高皇産霊神(たかおむすびのかみ)、速秋津姫命(はやあきつひめのみこと)を祀っています。
応和年間(961-964年)に肥前国川上村の淀大明神を勧請(かんじょう)したのが始まりとか。
もともとは水垂町にあったのですが、明治33年(1900年)の淀川改修工事で現在地に移ってきました。
それでは、本殿にお参りです。
境内の南側には末社が3つ並んでいます。
左から順番に川上大明神、豊丸大明神、長姫弁財天が祀られています。
淀城跡公園
境内から外に出ると、稲葉正成を祀る稲葉神社が建っています。
稲葉家は、淀城を居城にしていた大名です。
淀城が築城されたのは、江戸時代初期です。
その頃の城主は永井尚政でしたが、後に稲葉家が城主となり明治維新を迎えました。
淀城跡公園には、天守閣などの建物はありませんが、石垣は残っています。
今は公園となっていてブランコなどの遊具が設置されていますが、ここが淀城があった場所だと記す石碑も置かれています。
石垣の周りには濠が設けられています。
濠の深さはわかりませんが、石垣とともに防衛に役立っていたことが一目でわかります。
濠がある石垣からは、そう簡単に攻めることはできなかったのではないでしょうか。
与杼神社には全く人がいませんでした。
淀城跡公園には何人か人がいましたが、寒い時期ですから、子供はほとんどいませんでしたよ。
なお、与杼神社と淀城跡の詳細については以下のページを参考にしてみてください。