12月上旬。
京都府八幡市の神應寺(じんのうじ)に参拝してきました。
神應寺は、男山の中腹に建つお寺で、境内には多くのカエデが植えられています。
なので、秋に参拝すると紅葉も楽しめます。
境内の紅葉
神應寺の最寄り駅は、京阪電車の八幡市駅です。
駅から南に2分ほど歩くと、石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)の一の鳥居が建っているので、そこから西に1分歩けば神應寺の山門の前に到着します。
山門の奥に紅葉が見えますね。
少々きつい上り坂となっている石段を上って行きます。
暗い参道を歩きながら、ふと頭上を見ると、太陽の光に照らされたモミジが、とても美しく輝いていました。
石段を上りきり境内に入ります。
手前のカエデは、モミジが半分くらい散っていましたが、それ以外はほぼ見ごろといった感じです。
それでは、奥に建つ本堂にお参りをしましょう。
本堂から見る境内の紅葉もきれいです。
背後にそびえる男山と青空も清々しさを感じますね。
ケーブルカーと紅葉
神應寺の境内からさらに山を登ります。
墓地を通り過ぎたあたりでは、たくさんのカエデが真っ赤に色づいていました。
日差しを浴びたモミジは、まるで燃えているような情熱的な赤色です。
紅葉の間からは、ケーブルカーの線路が見えています。
神應寺に参拝したら、ここからケーブルカーが走っている姿も見ておきたいですね。
しかし、なかなかケーブルカーがやってきません。
普通の電車のように本数が多いわけではありませんから、気長に待つことにしましょう。
15分ほど石の上に座って休んでいたら、ケーブルカーがやってきました。
男山の山上からゆっくりと降りてくるケーブルカー。
紅葉と一緒に見ると、まるで真っ赤なトンネルから突き抜けて来たようです。
下りのケーブルカーとすれ違い、今度は上りのケーブルカーがやってきました。
上りのケーブルカーは、いきなり下から現れるので、まるで紅葉の中から出てきたように見えます。
ケーブルカーが過ぎ去ったので、下山することにしましょう。
神應寺に来たときとは別の参道を下りていくと、杉山谷不動がありました。
杉山谷不動は、山の中にひっそりと建っています。
カエデは、日差しが届きにくいためか、紅葉の進み具合が遅いです。
そして、山の下まで戻ってきました。
鳥居の近くの紅葉も、やや黒っぽい色をしていましたが見ごろでした。
神應寺は、訪れる人がとても少なかったので、静かに紅葉を見ることができましたよ。