京都の桜散策コース-清水寺、高台寺、円山公園、知恩院編

春の京都観光の魅力は、何と言っても桜の名所散策でしょう。

でも、この時期は国内外の旅行者や観光客の方がたくさん京都を訪問するため、混雑し過ぎて思ったように桜の名所を廻れないことがあります。

そうならないように事前にどのように桜の名所を散策するか計画しておいた方が良いですね。

例えば、京都市東山区の清水寺を優先して桜を見に行きたいという方には、高台寺、円山公園、知恩院も同じ日に訪れることをおすすめします。

清水寺

清水寺は、京阪電車の清水五条駅から東に20分ほど歩く必要があります。

京都駅からだと市バス206系統もしくは100系統に乗車し五条坂で降りて徒歩10分ですね。

清水寺は、清水の舞台から眼下に広がる桜風景を楽しむことができます。

ただ、近年は清水の舞台の工事により、桜の数が減っています。

清水寺

清水寺

奥ノ院からの清水の舞台と桜の景色もきれいですし、子安の塔から遠くに望む清水の舞台も見事ですね。

特におすすめしたいのが、拝観出口近くから清水の舞台を背景に見上げるように桜を観賞することです。

なお、清水寺の拝観料は400円です。

2024年3月23日から31日までの期間は、ライトアップも実施されますよ。

高台寺

清水寺の次は、三年坂と二年坂を通り、高台寺へ向かいましょう。

ゆっくり歩いて15分ほどでしょうか。

途中にも枝垂れ桜やソメイヨシノがたくさんありますし、この界隈は京都らしい町並みが残っているので、慌てずにのんびりと歩くのをおすすめします。

高台寺には、ソメイヨシノよりも、やや早く開花する枝垂れ桜があります。

高台寺

高台寺

石庭に1本だけ植えられた枝垂れ桜がとても味わい深いです。

他の名所にはたくさんの桜が植えられていますが、高台寺は、この枝垂れ桜1本を見るためだけに訪れることになります。

入口付近にも桜はありますが、高台寺で見ておきたい桜は、石庭の枝垂れ桜ですね。

拝観料は600円です。

圓徳院との共通拝観券だと割引になりますが、この後に訪れる桜の名所へ行く時間のことを考えると、高台寺だけの拝観をおすすめします。

なお、2024年3月15日から5月6日までライトアップも実施されます。

円山公園

高台寺を出たらさらに北に歩きましょう。

5分程度で円山公園に到着します。

ここはだれでも自由に入れるので拝観料は必要ありません。

円山公園には、とても背が高い一重白彼岸枝垂桜があり、公園の象徴となっています。

円山公園

円山公園

この大きな一重白彼岸枝垂桜は、祇園枝垂れ桜の愛称で親しまれています。

近年、衰えを感じさせますが、満開になるとまだまだ多くの花を咲かせます。

開花時期はソメイヨシノよりもやや早めです。

公園内には、他にも枝垂れ桜やソメイヨシノがたくさんあります。

お花見に訪れる方が、とても多いので、のんびりとできないかもしれませんが、ここで昼食にお弁当を食べるのも良いですね。

また、お店で昼食を食べる場合は、先ほど紹介した高台寺の近くに飲食店が多く並んでいますから、利用すると良いでしょう。

なお、2024年のライトアップは、3月23日から4月14日までです。

知恩院

最後は知恩院です。

知恩院は円山公園の北隣に建っています。

大きな三門が入口に建っているので、迷うことはないでしょう。

知恩院

知恩院

知恩院には、友禅苑と方丈庭園の2つの庭園があります。

拝観料は友禅苑300円、方丈庭園400円ですが、共通券だと500円なのでこちらを購入することをおすすめします。

友禅苑は三門をくぐった右側にあり、数は少ないですが、枝垂れ桜がとても美しいです。

友禅苑に入る人がそれほど多くないため、落ち着いて拝観できるのも良いですね。

方丈庭園にも桜が植えられていますので、こちらでもお花見を楽しめますよ。

また、知恩院は境内が広く、様々な場所に桜が植えられていますので、時間が許す限り散策してください。

なお、知恩院の拝観受付は午後4時までです。

2024年は3月23日から4月3日まで春のライトアップが実施されており、拝観料は800円です。

この記事で紹介した桜の散策コースは、ゆっくりと各名所を拝観しても5時間程度で廻れます。

途中で昼食に1時間かかるとすると6時間ほどですね。

午前10時頃までに清水寺に到着すれば知恩院まで拝観できるはずです。

知恩院から京都駅に戻る際は、北西に約10分歩き、東山駅から地下鉄に乗車するのが便利ですよ。

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