最近、東山を散策する時によく訪れるのが建仁寺です。
出かける時は、建仁寺を訪れる予定はないのですが、駅に向かって帰っている途中にふと思い出して立ち寄ることが多いですね。
5月上旬のある晴れた日もそうでした。
西来院の参道のツツジ
建仁寺は、京阪電車の祇園四条駅から東に10分ほど歩いた辺りに建っています。
日本最古の禅寺ということもあって、いつもそれなりに境内は賑わっていますが、あまり混雑していることはありません。
境内が広いので、そう感じるところがあるのでしょうが、東山の他の観光名所と比較すると、割とのんびり散策できます。
北東の入口から境内に入ると、塔頭（たっちゅう）の西来院の参道脇が、ツツジの花で埋め尽くされていました。
西来院の参道
このお寺の参道は、梅雨時にはアジサイが咲いたりして、なかなか華やかなんですよね。
白色のツツジと赤色のツツジのちょうど境目。
白いツツジと赤いツツジ
どちらもみずみずしくて、きれいです。
西来院の参道はよく歩くのですが、お寺の中に入ったことはありません。
西来院の山門
なので、中がどうなっているのかわかりません。
特別公開が行われるようなことがあれば、参拝してみたいですね。
西来院と反対方向の南西角に建つ禅居庵付近のツツジも見ごろです。
禅居庵付近のツツジ
こちらのツツジは、白色とピンク色が混ざった花を咲かせています。
白とピンクのツツジ
きれいな桜色をしています。
禅寺の境内は、殺風景なイメージがありますが、ところどころに花が咲くことで、ちょっとだけ華やかになりますね。
境内の新緑
建仁寺の境内には、カエデが多いので、初夏は新緑もきれいです。
三門の後ろにあるカエデの木には、青々とした葉がたくさん付いていました。
三門
次は、三門の正面に回って、先ほどのカエデを眺めます。
三門越しに見た法堂
額縁風に眺める景色は、なかなか味わい深いものがあります。
カエデの新緑の後ろに建つ法堂（はっとう）が堂々として見えますね。
参道の両脇の新緑も、とても爽やか。
参道の新緑
ただ歩いているだけで、心が和みます。
法堂の西側の新緑も日差しを浴びて、きれいでしたよ。
法堂付近の新緑
この日の建仁寺は、方丈や法堂内を拝観している人は大勢いましたが、境内を散策している人は少なめでした。
境内の景色も見ておかないともったいないですね。
そんなことを思いながら、約20分の散策を終え、駅に向かうのでありました。
なお、建仁寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。