冬の京都観光の魅力

京都観光と言えば、春の桜や秋の紅葉を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

実際、桜と紅葉は京都の街を魅力的な色に染め上げてくれます。

だから、京都観光は春と秋がおすすめなのですが、冬の京都観光にもいろいろと魅力があります。

そこで、今回は冬の京都観光の魅力を紹介したいと思います。

雪が建物の屋根に積もっている

京都の冬は寒いというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

寒いと言えば寒いのですが、京都市の中心部はそれほど寒いわけではありません。

ただ、京都市の北の方は雪が降るので、このあたりに行くと非常に寒いですね。

でも、雪が積もっている景色に趣があるとも言えます。

神社やお寺の建物の屋根に雪が積もっているのを見ると自然の中に建物が調和しているというか、一体となっているように感じます。

こういった景色を見ることができるのも冬ならではですね。

雪が屋根に積もった鞍馬寺の不動堂

雪が屋根に積もった鞍馬寺の不動堂

冬は人が少ない

冬の京都は、観光客の方が激減します。

なので、観光名所が空いているので、スムーズに拝観することができますし、のんびりと建物や庭園を眺めることもできます。

例えば、観光客数が1年間で最も多いとされている清水寺は、春と秋に参拝すると大混雑しているのですが、冬だと込み合うようなことはありません。

他にも、上賀茂神社や下鴨神社など、世界遺産に登録されている寺社も冬はほとんど人がいませんから、じっくりと建物や風景を見て廻ることができます。

これも冬の京都観光ならではのメリットですね。

写真が撮りやすい

京都観光で様々な名所を訪れると、どうしてもたくさんの写真を撮りたくなります。

ところが、観光シーズンに京都に訪れるとどの観光名所も人でいっぱい。

これでは、建物や庭園だけを写したいと思っても、たくさんの人が写真に写ってしまいます。

しかし、冬の京都なら、観光客の方が少ないので、写真に人が写りこむ心配がありません。

ただ、人が少なくなると言っても、清水寺のような人気の観光名所では無人になることはないので、さすがに人が写真に写りこんでしまいますが、それでも観光シーズンと比べるとかなり人は少ないです。

写真を撮る時に人が写ってしまうのも困りますが、葉が生い茂った木が建物の前をふさいでいるのも困りものです。

でも、冬なら木から葉が落ちているので、建物全体を写真に収めやすくなります。

これも冬の京都観光のメリットのひとつです。

観光を終えた後は、やはり体が冷えます。そんな時は、温泉や大浴場で体を温めるのがいいでしょう。

京都で宿泊される場合は、大浴場がある宿を予約しておくのがいいですね。

また、宿泊されない方も各公共交通機関が発売している割引チケットを購入しておけば、優待価格で温泉に入浴できたりもします。京都観光では、こういった特典を利用するのがおすすめです。

非公開の文化財を鑑賞できる

毎年冬になると、京都市観光協会が「京の冬の旅」というキャンペーンを実施します。

このキャンペーンでは、普段、非公開の文化財を鑑賞できるので、京都の風景よりも、芸術品に興味がある方は、冬に京都を旅行するのがおすすめです。

また、京の冬の旅でしか公開されない寺院もあるので、春や秋の行楽シーズンにしか京都に訪れない方も、ぜひ冬に京都観光をしてください。

冬の京都は行事がいっぱい

冬の京都では、神社やお寺で、様々な行事が行われます。

正月三箇日には、特に多くの寺社で行事が催されますが、その後も3月までいろんな行事が毎週のようにあります。

その中でも、2月3日やその前後に各寺社で行われる節分祭は、冬にもかかわらず大盛り上がりです。

他にも、冬は様々な行事がどこかで行われていますから、冬に京都にお越しの際は、旅行期間中にどのような行事があるのか事前に調べておくと良いでしょう。

ホテルや旅館の宿泊料金が安い

冬は、ホテルや旅館の宿泊料金が安いのも魅力です。

桜の季節、ゴールデンウィーク、紅葉の季節は宿泊料金を高く設定している宿が多いのですが、冬は閑散期に入るため逆に宿泊料金を低く設定する宿が増えます。

しかも、特典やプレゼントを付けてくれるホテルや旅館もあるので、お得に宿泊するなら、むしろ冬に京都旅行をするのがおすすめです。

他の季節では、高くて宿泊できない一流ホテルや高級旅館でも、冬なら宿泊しやすい価格まで下がっていることがありますよ。

また、閑散期の冬は希望の日に宿泊できる確率が極めて高いので、計画を立てやすいといった利点もあります。

ざっと冬の京都観光のメリットをいくつか紹介してきましたが、他にも鍋料理がおいしいなど様々なメリットがあります。

冬は京都に訪れたことがないという方は、一度、冬の京都観光を体験してみてはいかがですか?