初秋の城南宮

夏が過ぎて京都も涼しくなってきたので、散策に出かけてみました。今回散策したのは鳥羽です。鳥羽は京都の南に位置しています。ガイドブックなどであまり詳しく紹介されていない地域なのですが、鳥羽には密かに興味深い名所旧跡があるんですよね。
そこで、今日は鳥羽で最も有名な名所である城南宮に行ってきましたので、その感想なんかを書いてみようと思います。

城南宮ってどこにあるの?

まず、城南宮の所在地ですが、国道1号線沿いの京都南インターチェンジの近くにあります。なので、京都には珍しく車での観光にも便利です。駐車場も結構広く、満車になりそうな感じはないので、パーキングを探さなくても良さそうです。

電車を利用する場合は、京都駅から地下鉄か近鉄に乗車し竹田駅で降りて、西に約15分ほど歩いたところにあります。

竹田駅からは、安楽壽院や北向山不動院も近くにありますが、こちらについては後日ブログで紹介したいと思います。

城南宮への道に迷った場合は、京セラの本社ビルを目印にすれば良いかと思います。南の方向に京セラが見えたら近くに城南宮があります。

城南宮の南の方向に京セラの本社ビルが見えるので、目印にすると便利。

城南宮の南の方向に京セラの本社ビルが見えるので、目印にすると便利。

城南宮の見どころと言えばやっぱり神苑

城南宮に着いたら、まずは境内を一通り見ておきましょう。拝殿、本殿、神楽殿などの建物が境内に整然と建っています。

神社の境内というと様々な建物がいろいろなところにあって雑然とした感じなのですが、城南宮は四角い境内の中央に拝殿が建っており、本殿やその他の建物は境内の端に建てられています。こんなにすっきりと秩序正しく建物が建っている神社はあまり見たことがありません。

そして、城南宮と言えば、楽水苑と呼ばれる神苑が有名です。拝観料500円が必要なのですが、一見の価値はあると思います。

楽水苑は、西の春の山、東の平安の庭、南の室町の庭、桃山の庭、城南離宮の庭と城南宮の境内をぐるっと囲むように造られています。

ちなみに平安神宮の神苑も城南宮と同じように境内を囲むような感じで造られていますね。

今回、城南宮へは9月の中旬に訪れたので、神苑の中にはあまり花が咲いていませんでした。春の山には梅林があるので、春先の梅の季節に訪れるのもいいかもしれませんね。

また、桃山の庭には桜が植えられており、茶室から花見をすることができます。楽水苑の庭の中では、この桃山の庭が気に入りました。平坦な芝生の上に石が何個か置かれたゴルフ場のグリーンのようなシンプルな庭なのですが、このシンプルさが心を和ませるというか、すがすがしい気持ちにさせてくれます。

ただ、少し残念だったのが、桃山の庭から見える城南宮の外にある電信柱のような建造物です。

どうしても町中にある神社なので、そういった近代的なものが見えてしまうのは仕方がないのですが、もう少し城南宮から離れて建っていれば良かったのにと思いました。

芝生が一面に広がる桃山の庭。右側に電信柱のようなものが見えるのが少し残念。

芝生が一面に広がる桃山の庭。右側に電信柱のようなものが見えるのが少し残念。

城南宮では毎年4月29日と11月3日の午後2時から曲水の宴という催しが行われ、その時は楽水苑に無料で入れるので、この時に訪れてみてはいかがでしょうか?

城南宮の由緒や写真については下のページを参考にしてみてください。

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